表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩*卒業写真*

放課後バード

作者: a i o

さようならの礼をしたら

今日はもう鳥になるから


ぎらついた目してるあの子も

疲れた顔した先生も

だるそうな彼も

きょーつけ、礼でさようなら


宿題は帰ってからやるし

スカートの下には

ジャージ履いているし

今日はもう鳥になるから


毎日のお手入れをかかさない

黒髪ロングは

つややかな白羽根

窓枠の青空に

今、会いに行くよ

どうしようもなく

しょっぱいんだ


教室のざわめき

性と生と精

清らかな劣情がたゆたう

恋してるあの子も

苛立ちを隠せない彼も

きょーつけ、礼でさようなら


好きだからって

嫌いだからって

どうにかしようなんて

おこがましくて


門限は19時だし

まだ陽は高いし

今日はもう鳥になるから


もう歌しかうたえないから

もう歌しかうたわないから








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 青臭い息を溜めて そっと 呼びかけた あの日の夕日は なぜ あんなに 綺麗だったのだろう 今あの日に帰るなら 眩し過ぎて 目を開けることすら出来ないだろう [一言] 帰らない日に。 今も…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ