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作者:神流みもね
ここは、どこだろう。
ここは、世界だ。

自分は、なんだろう。
自分は、世界だ。

世界とは、なんだろう。

世界とは、何か。
たとえば、この世界、と呼ぶとき、
それはいったい、何を指しているのだろう。
この地面か。
この空間か。
この星か。
この宇宙か。
この社会か。
この精神か。
この思考か。
この言語か。

考え方を変えてみよう。
この世界、ということで、意味が通じるのはなぜだろうか。
そこに、何かしらの共通認識がある、
ということになるのだろうか。
この世界、というワードで、思い浮かべるものがあり、
それに共通する何かがあるとしたら、
それが、世界だろうか。

自分が、この世界、と呼ぶものを、相手はどういうふうにとらえているのか。
それを、知りたい。
だけれど、それは、知ることができないのが正しい、と思える。
たとえば、自分が説明する側だとすると、どう説明することもできない、と思うからだ。

自分は、世界の一部ではないし、
世界は、自分の一部でもない。

自分は、世界なのだから。

自分のことを説明しようとしても、
それを説明している自分のことが、
本当に伝えたいことなのだから。

つまり、誤解されることしかできないだろう。
それは多分、
会話というものが、正しく機能している、ということなのだろう。

余計なのだろうか。
説明などは。

誤解しかない。
会話というものは。

そして、それで、
うまくいっている。

この世界は。
登場人物
2015/08/19 14:11
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