宣戦布告
宣戦布告!
俺を支配しようとしている奴らへ。
お前らが何を考えているのか知らないが、俺は絶対に屈しない。
昨日は夢の中で、謎の白いピエロメイク野郎に会ったが、多分あいつは敵だ。
あの不快なニヤケ面は、なにかよからぬことを考えているに違いない。
今まで俺はほとんど負けたことが無い。だから今回も勝つ。
俺はまだやり残したことが数えきれないほどたくさんあるんだ。
だから譲れない。
まず、親父に会って一言言いたい。つーかぶっとばしてやりたい。
一斗と藍乃は、親父に対し強い憧れを抱いているようだが、俺に言わせりゃあいつはクソ野郎だ。
俺には訓練と称して拷問のような真似を毎日繰り返していやがったくせに、親父はてめえの女一人守れず消えちまいやがった。ボディガードが聞いてあきれるぜ。
次に、藍乃の面倒を見なきゃいけない。あいつは大人ぶってはいるがまだまだガキだ。ついこの間も夜遊びして帰ってきやがった。
今のあいつは、危機感が足りなすぎる。
最近はこの辺にも柄の悪い連中が増えてきている。
だから門限はきっちり守らせる必要がある。
子供のしつけには言葉ではなく教訓が必要だ。俺は親父にそういう風に教わってきた。
あと、ヨシヒコにに借りたゲームもまだ3章までしかクリアしてない。
あとなんだ……あとあれだ。こ○亀もまだ最後まで読んでいない。
あとは……あー、まあとにかく、あれだ。俺はまだ死にたくねえんだ。
以上。俺は戦い続けることをここに誓う。