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しるし(詩集)

ユリカのうた

作者: さゆみ

ユリカに逢いにきた

よそ見するユリカ

影色のユリカ

ごめんよユリカ


流れた時間の針は深層部分に刺さってる

動くたび滲み出す褐色のリキッド

僕らいつの間にか痛みの共有者

緩和する薬を探して歩き続けた

きれいで美しくてかわいいもの

そのときだけの目くらまし

いいのが見つからなかったね

壊して回してやりきれなくて

僕はもう死んでいるのかもしれない



ねぇユリカ

気付いてよ

君の中から夢がこぼれそうだ

出してあげて

君の前に解放してあげて


そうしたら

見てよ

夢のカタチを

濃度を

彩度を

確かめて

信じて

掴んで


僕はもう夢を見たよ

希望を叶えたよ

たくさん

たくさん


これ以上いらないんだ

だからユリカ

君は一人で行くんだ

君から僕をふってほしい

もうたくさんだって

おまえなんかいらないって

ゴミみたいにすててくれ


そうしたら

僕らはすくわれるなんて

最低だね


ごめんよユリカ





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― 新着の感想 ―
[一言] さゆみ樣 読ませて頂きました♪ 切なさ..哀しみ.. ジンジン伝わる作品でしたよ〜>_<。 はいっ!(≧∇≦)ノ"" 感想下手な蘭ちゃんでした〜♪ ☆蘭菊
2013/10/25 20:43 退会済み
管理
[良い点] さゆみさんの詩の世界は美しく儚く、けれど決して脆くない 訴えてくるものを感じます。 芳しい香りのある詩ですね。
[一言] とても優しい 優しいから危うくて、悲しい だからこそ、惹かれます 本当にさゆみ様の表現は毎回、素敵だなぁと思います 特に 「ねぇユリカ 気付いてよ 君の中から夢がこぼれそうだ 出してあ…
2013/10/24 21:43 退会済み
管理
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