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第6話 穂乃花、わたし、勇気、出してみる

「ねえ穂乃花。何かお菓子持ってない?」


 休み時間に、わたしは穂乃花に聞いてみた。


「お菓子……?持ってるけど?」


 穂乃花は不思議そうな顔をする。


 わたしは穂乃花がくれた、キャンディチョコをパクッと口に入れた。


「ち、ちょっとまだお昼休みじゃないよ、なにやってんの。先生怒られるって」


 穂乃花の冷静なツッコミは無視して、チョコレートの甘さに集中する。


 うん。普通に美味しい。

 美味しいぞ、これは。

 幸せいっぱいだぞ、わたし。


 ニコニコするんだ。わたし。ニコニコだ。ニコニコ。


「な、なんなのひさめ、気持ち悪いんだけど……」


「っだーーーーー!ダメだーーーー」


 笑顔、出てこない。ぜんっぜん出てこない。

 何でなんだろう。

 このお菓子だって普通に美味しいのに。


 いや、もしかしたらあれか。

 あの強面こわもての橘くんが作ってるっていう、ギャップ萌えみたいな、何とも言えない生暖かい感情が、わたしに自然な笑みを与えてくれるのだろうか。


「何、なんなのいったい」


 穂乃花は完全に気味の悪いものを見るような顔で見てくるけど、この際気にしない。


「穂乃花、わたし、勇気、出してみる」


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