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第5話 奈良の怪人阿修羅

目には滅を!歯には破を!渡神大学編 

第5話 奈良の怪人阿修羅

3年生の春休み明け、藤野は西村の誘いで奈良へ旅行に出かけた。目的は観光と写真撮影だったが、そこで運命的な再会が起きた。奈良の古い鹿せんべい屋の前で、西村が大声を上げる。「久しぶりやんか! 元気してたか?」西村の高校時代の友人――奈良県内の大学に通う「二宮と青江」。旅行好きで写真も趣味、藤野ともすぐに意気投合した。青江は地元の歴史に詳しく、神社や古刹の隠れた撮影スポットを案内してくれる。鹿が寄ってくる公園で、奈良友がポツリと漏らす。「実は、俺の大学、変なんだ。忌津教授ってのがいてさ……学生の間じゃ“怪人阿修羅”って呼ばれてる。気に入らない学生を潰すんだよ。」忌津教授――大学の権力者。進路操作や評価の不当介入で暗躍。藤野の胸に、ざわつきが走る。「その教授……大学の入試で会ったことあるかも。」奈良友の情報収集で、正体が判明。青江たちの通う大学は藤野も第二希望として受験しており、忌津は大学入試の面接官の一人だった。オープンキャンパス時から藤野を一方的に嫌い、良い評価をしなかった。藤野の入学を拒否した因縁の相手だ。「俺、青江たちの通う大学に落ちた時、理由がわからなくてさ……あれ、忌津のせいか。」西村が腹黒く笑う。「因縁だな。その大学まで巻き込んで、潰そうぜ。」渡神チーム総動員。青江や二宮の地元ネットワークも加わり、忌津の闇を暴く。河西の粉末茶占いでタイミングを計り、工藤の真相追求で過去の不当評価記録を掘り起こす。井上の運で証拠が揃い、中村の拡散能力で匿名掲示板から始めて、大学公式フォーラムへ。忌津の能力は「権力操作」――評価や推薦を裏で操る。だが、弱点は公の暴露。奈良友が内部証言を集め、藤野が入試時の面接録音(当時のメモから再現)を提出。大学は大炎上。忌津は「学生の適性判断」と弁明するが、因縁の私的評価がばれ、複数の被害者証言が殺到。「オープンキャンパスで一方的に嫌われた」「進路を潰された」忌津は失脚。教授職剥奪、大学から追放された。怪人阿修羅の正体が公になり、プライドが砕け、リタイア。奈良の古刹で、藤野はカメラを向ける。「因縁、終わったな。」奈良友が笑う。「ありがとう。また旅行しようぜ。」西村が料亭を予約。「祝勝会だ。」奈良の鹿が、穏やかに寄ってくる。怪人阿修羅は、公の光で滅んだ。因縁の教授は、自らの権力で自滅した。だが、渡神大学の闇は、まだ続く。

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