プロローグ なんか転生してんだけど!
俺は明日無糸。16歳、普通の高校生だ。なかなか終わってる名前だけど、別に気にしてないし、今日まで無事に生きてきた。まあ、とりあえず今は高校に行っている途中だ。そうそう、この階段を降りれば、あ。あぁぁぁ!
ん、ちょっと気絶してたか?って何だここ?すんげぇ眩しいぞ!目が死ぬぅぅ!
「あ、ごめんね。眩しかったよね。今明かりを弱くするわ。」
あら、なんて優しく可愛らしい声。看護師さんかな。そうだ、ここは病院だもんな。いやおっさんしかいねぇ!しかもここ病院じゃねぇ!
「初めましてね。私は神。あなたが死んでしまったから、あなたを天界へ呼んだのよ。」
自己紹介軽いな。って、今、なんて。俺が、しんだ?
「そうよ。あなたは運悪く階段から落っこちちゃって頭をうったのよ。もー可哀想に。」
この神に同情されるのちょっと嫌だな。
「そんなこと言わないでよ。あなたにあげる能力弱くしちゃうわよ。」
えっ今能力って言った!?ってことは!
「ええそうよ。あなたを異世界に転生させるの。その世界で死なないようにあなたに能力をあげるのよ。」
うっしゃキタァァ!もう死んだことなんてどうでもいいわ!異世界で無双してやるぜぇぇ!
「あらごめんなさい。もう時間だわ。能力はまた今度暇な時にするわ。」
え!ちょ、ちょ待てよ!
「行ってらっしゃーーい。そうだ、ついでに魔王倒しておいてね。」
お使いみたいに頼むなよ!
そうして、俺のクソみたいな異世界での暮らしが始まったのであった。
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明日12時半に第二話公開です。明日からは文字数増えます。