続・悪徳令嬢の許嫁
続かないはずが続いてしまいました、後一個カレーの具材として第三王子を参加させてみようかなとかも思いましたが話が思い浮かばないので当分先の話になりそうです、後カレーの具材なのに最初にナスなのはこれいかに
あ、よくよく読み返してみると自分の中で姓と名がごっちゃになってましたねアットーが姓だったはずなのにカタカナを使うときはどっちを先にするか毎回悩むんですよね...(固定しとけ)
まぁお話が重要なので...気が向いたら直しておきます。
あの日から(詳しくは悪徳令嬢の許嫁を!)私の学園生活は一転した、女子寮の中では泥棒猫扱い、別に王子なんて興味ないんだけれどまぁ他の令嬢からすれば私は羨ましい対象もといナスが近くにいるからそんなことをおくびにも出せずに、ナスの新たにできた側近たちは私をあの手この手で悪戯三昧、そんな時間があるのならばそのみすぼらしい顔をどうにかした方がいいんじゃなくってとまた高飛車に思ってはいるが口には出さず、廊下ですれ違えば鼻で笑われ、食膳を持てば故意にぶつかられ、私はそれでも持ち前の明るさと大幹能力でそんなことをものともせずに過ごしてきた、もちろん女子寮以外ではアットー様が守ってくれたのですが、そんなもの言うまでもなく火に油で、まぁこれが見にくくもまぁ燃えること燃えること。
天然のガスコンロと言わんばかりだったのだが、まぁこの世界を一ミリでも謳歌したいのならこのまま吸える蜜だけは吸っておこうと私はそれに甘えた、意外とアットー様は頼りがいのあるいい青年だったのである。
そんなある日のこといつものように女子寮にてくだらない私への嫌がらせを慣行してきた女子軍、女の敵は女とはよく言ったもので、悪戯してきたナスの配下VS私VSなぜか第二王子の許嫁の構図になり、なぜか私を支援し始めてくれたのだ。
「大丈夫ですの?」
「あ、はいありがとうございます」
うーん助けていただいた手前こういうことは言いたくないのだが・・・・この人の顔を一言で表すのなら人参だ、いやいや決して、バカにしているわけではなく、すらっとした細身の体に、流麗で艶やかな新緑の髪、ドレスは情熱的な赤で、普通の女性より装飾品にこだわりを感じる。
だがしかしやはりと言っては何だが顔が細長い、何園ハンサムだよ! って言いたいぐらい。 こりゃ人参だね。本名はエイドス・キャロルと言うらしい。
話によると人参さんはどうやら、アットー様とナスと幼いころに遊んで無視された例のあのお方らしい、その意趣返しとなると思い私に加勢してくれたのだとかこれは思わぬ僥倖だと私は今日から人参さんに仕えることになりました!
どうやらこのお方もこの国の第二王子にしてアノン・エイスと言う方の許嫁らしい、一番目がダメなら二番目にしようとはなかなか侮れないねこの女。
「ナッシ様は昔から私は好ましく思いませんの、もっと王子の許嫁に相応しい態度と言うものがあるとは思いません?」
「そ、そうですわね、少し情熱的なところがありますものねあのお方は」
私はとりあえずナスを悪く言わないように心掛けた、ここで悪くいってしまえば一度愛した元カレを悪く言う惨めな女同様になってしまうと思ったからだ。
「そうね、あの方には少しは品と言うものを学んでほしいですわ・・・ハックション!」
私はすかさずハンカチを手渡した、品か・・・品とは一体何だろうと疑問には思わず、私は唯々愛想笑いを返すしかなかった。
そんなある日学校内。
「キャロルまさかお前まで!」
アットーと一緒にいた男性のちに第二王子のエイスだとわかるのだが、何かを勘違いしたらしく、キャロルから私を引きはがすと。
「お前はそんなことしないと信じていたのに、お前までモノハさんをいじめているとは」
「ち、違いますわ! 私はモノハさんを助けようと!」
「そ、そうですわ! キャロル様は私を助けてくださっているのです!」
「キャロルの前ではそういうように仕込まれているのであろう、そうしなければより酷いことになるとな! お前がナッシ様並びにモノハさんを悪く言っていることを俺は蓄音機の針のようによーく聞かされてきた! 今更言い繕ってももう遅い! お前! 許嫁の話は父上に言いなかったことにしてもらう!」
その後散々私がそのようなことはございませんと説得したのだがどうやらもはや針は壊れてしまっていたようで聞く耳を持たず、私はまた第二の敵を作り学園生活を送ることになった、どうやらこの国にはまだまだ王子がたくさんいるらしいのだが、おかしなことにならないようにと天に祈りを捧げるばかりの私でした。
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