表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/371

『結びつく運命⑮』

いつだって行動前の準備は大切で

そして、学園寮エリアへと帰って来て、そのままグルメ施設まで、皆と来た。


「相談か、タイミングどうしよっか?」っと、ある程度、皆が食べ終えたところで、リンが話題を切り出して来た。


「・・・・」ナビさんを横目で見てみると、ナビさんは、やっぱり、また甘いものを頬張ほおばっていた。


(・・・そうだな、タイミングか)


「やっぱり、あのタイミングが良いんじゃないか?」っと、シュン。


「あ、やっぱり?」っと、リン。


『えっと・・?』っと、投げかけると、「ふもも、ふももでふ」っと、ナビさんが何かを語っていた。


(・・・ナビさんの名前の由来の”ナビ”を果たして出来ているのだろうか?)


(「・・・・」)


ジーっと、こちらを見ながらをモグモグと口を動かしているナビと視線を合わせていると。


「学内対抗戦の前の視察のタイミングね」っと、マリが答えてくれた。


ーーー


「でも、問題があるな」っと、シュン。


良く聞けば、そのタイミングで視察に来るのは”主に”は軍関係の方が多いらしく、但し、学園対抗戦のイベント時では、周囲ではお祭りのような感じになるらしく、それの打ち合わせも兼ねて、ギルド関係の人も来るとの事だった。


その、問題というのは”反ギルド派のハンネス大将も来るのでは?”っという部分であり、果たして、話し合える場所を作り出せるかという問題だった。


「まぁ、なるようになるしかないか!」っと、リンが言うと。


「確かにそうだな」っと、シュンが言い。


「でも、とりあえず。事前には連絡入れておいた方が良さそうだよね?」っと、マリが言うと「確かに、そうなると今晩にでも眠る前に”メッセージ”を送っておこう」っとシュンが言い、この場は解散となったのだった。


ーーー


その後は、一旦部屋に戻り、入浴施設でお風呂を満喫した後に、また皆で、自分の部屋に集まったのだった。


「へー!シュンくんの木剣もよいねぇ!」っと、リンがシュンの木剣を見て呟いた。


それぞれ、自分の部屋に集まって、購入したものを確認していた。


「シエルは転送袋は見たけれども・・」っと、シュン。


「本・・?紙媒体かみばいたいの本は珍しいですね・・」っと、シュンの言葉を継いでマリが言いつつ、近寄ってきた。


「魔力についての考察?発想と想像の可能性・・?えっと、シエルくん。でも、これって魔力ネットワークでも簡単に見られるよ?」っと、マリがタイトルを見て、問いかけて来た。


『まぁ、うん。魔力ネットワークでも簡単に見られるけれども、これが良いんだ。紙媒体っていうのは読むのに、脳の運動野への刺激と感覚野への刺激の両方を得られるから、それに読み進めるペースで、自分のタイミングが分かるから』っと、答えると。


「あっ!それ、私のお爺ちゃんも同じこと言ってた!」っと、リンが言ってきた。


”お爺ちゃんと同じようなこと、言う人が居るとはびっくり!”っと、重ねて言ってきたのだった。


とりあえず、その後は軽く雑談をして、それぞれ部屋に戻り、シュンとリンは、ムシュタル大将とギルドマスター宛にメッセージを送った後に眠るとの事だった。


(自分もガイウスさんに送らないとな・・)


魔力ネットワークにて、視覚化して作成したメッセージを送信する。


(後は、ガイウスさんの場合はフィットホンで確認してくれるだろう)


通常なら、ボンヤリと、感覚でメッセージが来たことが分かるみたいだが、自分の場合は、その前にナビが反応をしていた。


(・・・・)


(「・・・・」)


ふと、そんな、ナビを思いベッドを見てみたら、当の本人様は”スゥー、スゥー”っと、眠っているようだった。


現実化した影響か、段々と本当に”人”と変わらないようになってきているようだった。


(そう思うと”精霊”というのも、魔法と同じく”不思議”に包まれてるな)


黒い渦、異形のモノ、魔力、精霊。


思案し過ぎたのだろうか、眠気を感じて、自分も眠る為に、ナビを起こさないように気を付けて、ベッドに潜り込むのだった。


・・・が、ベッドに入って暫くしたら、ナビに抱き着かれてしまい、すぐには眠る事が出来なかったのは、仕方なかったのだろう。


(・・・頑張って眠ろう)


とりあえず、ナビの抱き枕になりながら、目を閉じていたら、自身も、眠りに気づかない内に落ちていったのだった。



coming soon

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ