『結びつく運命①』
そして、運命は収束し結ばれていく
それは【ヒノモトの秘密】の話、そして世界の【機密】の話。
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世界に”黒い渦”が6つ、生じた。
そして、世界に異形の怪物、モンスターが生まれた。
同時期に”龍”の確認もされた。
それに、世界は魔法で満たされた。
ここまでは、歴史に習う部分。
ここからは秘密の話。
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世界には”6人”不思議な魔法を授かった存在が居た。
そして、6人はその国の元になる周囲に出現した”龍と同じ”属性を授かった。
かの”6人は”その魔法を”守護の魔法”とし、それは結界の魔法であり、国を覆う事に成功した。
そして、その力、魔法紋は直系のみに受け継がれていく事になる。
魔法紋は研究が進む中で分かったのは”6つ”の属性を有している事
だが、すべてを発現させようとすると、魔力量も強度も足りず、いずれは身体、及び、精神が崩壊してしまうということ。
人類の生存圏を確保するために、秘密を知る者のみを”中央”とし置いて、人類はシステムの確立に奔走することになる。
そして、その過程で、人工AIと精霊を結びつけることで、疑似精霊として、魔力量、及び、強度を兼ね備えた存在を生み出す。
国を張り巡らせるように、魔術式、魔法紋を刻み”中央”にマザーの”素体”を設置、科学と魔法を組み合わせて、ヒノモトを覆う結界を構築。
そして、各エリアにマザーの”分体”を置くことで、エリア毎に”6つ”の魔力紋を刻み、そこの維持を”分体”に任せることになる。
選ばれた最初の”6名”は何故か、人類の中で、品位が高い者で選定されており。
マリは”皇族”の直系となる。
そして、今現在は彼女の母親が”中央”にて、マザーの”母体”となる素体と共に、今なおヒノモトの結界を維持している。
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ブリッケンはその、システムを組み上げた第一人者となる。
彼は”中央”の人間との考えが合わず離反。
その理由は、マザーの可能性。
それはマザーにも個を持たせ、魂を”確立”させることで、6つの属性を扱える先に、”未知の属性”と言われる。
各国、周辺に居る”龍と同じ属性”の獲得、そして、それらがもたらす、”守護の結界”の展開の可能性。
囚われの、皇族の者たちの”悲しき運命”を絶てるのではないかと。
”感情抑制プログラム”の組み込み、彼はそれをどうにかすることは出来なかった。
既にシステムを組み上げた時点で、その力は”中央”の人間の方が強かったのだ。
だから、彼は中央から離れ”商業区エリア”へと逃げ。
名も無き、”残念な魔具職人ブリッケン”として生活。
その下で、商業区エリアの”分体”のマザーの”感情抑制プログラム”を秘密裏にエラーを起こさせて、今に至っていた。
彼と会うためには”中央”の限られた”皇族のみに”秘密裏に宝玉を渡していた。
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そして、物語は、動き出す。
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