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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

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『されど邂逅せし運命㉓』

感情抑制プログラム


機械を機械とたらしめる


必要な措置のプログラム

「よし!これで再度、門の展開は大丈夫だな」


”まったく、これだから面倒くさい”っと、言いブリッケンと言われてる人がぼやく。


「おい!これを持ってろ!」


”絶対に無くすなよ?”っと、凄い目力を込められて、小さな宝玉を渡される。


「えっと、これは?」っと、シュン。


「あ?見て、分からないか?」っと、お爺さんは言うと。


「いや、ブリッケンよ。我も渡されただけだと、分からんと思うぞ?」っと、狼が発言する。


「あ?そういうもんか?っというか、マザーお前は、最高峰の人工AIだろ!分からんって、なんだ!」

っと、言い合いが始まりそうなタイミングで。


「えっと、すみません。私たちはどうすれば・・?」っと、おずおずと、マリが所在なさげに、どうすれば良いかと、ただ立っている状態だったので、質問をする。


「あー、すまん。人なんて呼んだことも、来たことも、ましてや”訪れた”事なんて、遠い過去みたいなもんだからな!」


”ハハハ!”っと、お爺さんは笑って答える。


「まぁ、適当にそこら辺の椅子とか適当な場所に座っていいぞ!茶でも淹れてやる。待ってろ」


っと、言いお爺さんは奥へと・・


「おい!そこの坊主!!そこはダメだ!図面があるだろ!見えんのか!」っと、シュンが腰を下ろそうとしたのを見て、慌てたような声をあげる。


「す、すみません!」っと、シュンが言い、少し離れた場所に腰を下ろすのを見届け”ふんっ!まったく、仕方ない坊主だな”っと、言いながら奥へと消えていくのだった。


ーーー


「あー!茶葉どこだっけか?」っと、奥から声が聞こえる中。


「先程は申し訳なかった」っと、狼の姿をした者が話しかけて来た。


「えっと、私たちは・・リン、この子がマリ、シュンくん、シエルくんに、・・そして、ナビちゃんです」っと、リンが言うと。


「そっか、自己紹介がまだだったな。我は、この商業区エリアのマザーだ」っと、目の前の狼、いや、マザーが自身を紹介した。


「向こうが、もう分かっているだろうが、ブリッケンだな」っと、マザー。


「えっと、俺の思い違いじゃなければ。マザーって、こう”機械的”な感じがあると思うが、これだと、まるで・・」”人”と変わらない気がするっと、言うと。


「我は他のマザーとは”違う”からな。ブリッケンによって、感情抑制プログラムの所で”故意によって”エラーを起こされている」っと、マザーが言う。


「えっと・・?それは・・」”よいのですか?”っと、マリが聞こうとしたのだろう。


「おい!茶だぞ!味わって、飲めよ?物だけは確かな筈だからな!」っと、ブリッケンさんが、お茶を持ってきながら、こちらへと戻ってきたのだった。


coming soon

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