表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/371

『されど邂逅せし運命⑫』

それはお互いを繋ぐ印


この世界で2人だけが持つ”特別な印”

”予測になりますが”そう、前置きして語ったナビの話は簡潔かんけつにまとめるとこうだ。


・全属性持ちだとは思う

・思うというのはナビ自身分からない”該当しない”属性があるということ

・基本の6属性の魔力紋、そして私の契約精霊紋、それが全て扱えることによって、生まれた紋

・その紋が”該当しない属性”なのではないか


っと、いうことらしかった。


いわく、私とシエル様が魔力を相互間で経由を繰り返すことで、膨れ上がる魔力の現象自体も”該当しない属性”の作用なのでは?との見解けんかいだった。


そして、この感覚の共有リンクもこの魔力紋の回路パスなのかも知れないと。


”えっと、恥ずかしいですが・・”っと、前置きしてナビはおもむろにスカートをたくし上げた。


”ゴクリ・・”隣のシュンから音が聞こえた。


隣のシュンを見てみると”年相応”の反応をしている姿がそこに・・。


「シュンくんー?」っと、リン。


ニコニコ顔だが、うっすら怖いというか、おぉ・・シュンが”真顔”になった。


「す、すみませ・・」っと、ナビがやはり恥ずかしいのかピンク色にほほを染める。


「少しだけ見ていてください」

そう言って、スカートをもう一度、たくし上げ・・太ももを見せて”ほんわり”と周囲を暖かくする魔法を使うと、綺麗に6つの紋と契約精霊紋が重ねって1つになった魔力紋が浮かび上がった。


「綺麗・・」っと、マリ。


「・・・いや、待て。おかしくないか?」っと、見惚みとれていたシュンが疑問を持ったのか冷静に指摘してきをする。


”精霊が魔力紋を持ってると情報を聞いた事がない”


「あ!確かに!でも、ナビちゃんは”初めて”の現実化マテリアライズした存在だからじゃないの?」っと、リン。


「ううん、それだと、疑似精霊としても、ある意味”近い存在”で現実化しているマザーに無いとおかしい事になると思います」っと、マリ。


「えっと、すみません。シエル様も良ければ・・」

そう、ナビにうながされて自分も周囲を暖かくする魔法を発現してみる。


「ふっしぎー!一緒だ・・。でも、そっかシエルくんが、”普通は”人に魔力紋があるんだものね?」っと、リン。


リンのいう通り、ちょっと苦しかったが、制服を太ももが見えるようにまくり上げ、ナビと同じ場所に表れている魔力紋を見せた。


「それに、よく見たら”白銀”に輝いてるように見えます」っと、マリ。


確かに、それぞれ皆、魔法を発現はつげんさせる際は適性のある属性に魔力紋が輝くのは周知しゅうちされていた。


「シエルはあの事件・・、いや、思い出させるようでごめん。でも、あの際に周囲の全てを取り込んだとしたら・・、色々と不明確な部分があるのは分かる気がするんだ」っと、シュン。


「まぁ、ある程度は私は想像していたけれどもねー!」っと、リン。

「私も”あの時”すべて話してくれた時に思った部分はありましたが、改めて見ると・・不思議な感じがします」っと、マリ。


あの時、ヒューズさんの施設の部屋に再びお世話になって、学生寮エリアの自分の部屋に戻ってきて、ガイウスさんのアドバイス通り”信頼できる仲間”に全てを話していて良かったと思ったのだった。


視線を感じて、その方向に目を向けると”ニッコリ”っと微笑ほほえんでいるナビの姿があったのだった。

coming soon

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ