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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

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『されど邂逅せし運命⑥』

運命に翻弄ほんろうされるのか


運命に抗うのか


運命を味方につけるのか


それは彼の選択次第

「授業を開始する」


(おぉ・・、定番のフレーズから始まったな)

渋めなナイスミドルな男性の言葉から、自分のこの世界、この中学の初の授業は始まったのだった。


ーーー


「専門的な知識、及び、一般的な教養は明日から開始する」

そう前置きして、語られたのは現在の世界の状況、及び分かっている魔法知識についてのおさらいだった。


「現状、現存している国。及び、目撃されている龍の特徴は・・」


①ヒノモト:白銀はくぎんの龍

②ロイア:漆黒しっこくの龍

③リカニア:灼熱しゃくねつの龍

④イーリス:深海しんかいの龍

⑤チェニス:暴風ぼうふうの龍

⑥オールスローン:大星おおぼしの龍


全てが禁制きんせい指定”モンスター”になっており、出会ったら最期と言われている。


”黒い渦”付近で見かけると噂にはなっている。


「現状、戦闘状態になり生き残ったのは・・」


「シエルくん、わが国では君だけとなる」

教師、生徒全員の視線がこちらを向く。


「なので、禁制きんせい、及び”大型”のモンスターとの接触した際は基本は素早い早期の撤退てったいが推奨されている」


ーーー


「モンスターについては・・」


①”黒い渦”から生み出されているのでは?

②今のところコミュニケーションを取れた報告はない

③討伐次第、かすみのように消えていく

つい昨今さっこんは人型に近いのも散見さんけんされて来ているとの報告が有りとの事だ。


”黒い渦”に関しては接触することも出来ずに、その正体や作用は良く分かっていないということ。


ーーー


「魔力については・・」


①”黒い渦”の発生が世界で6つ発見された後に世界に魔力が”発見”され始めた。

②空中にただよっている、この薄い魔力を魔力層と呼び、これを介して今は”当たり前に”生活の一部になっている。

③魔力層にある魔力だけでは”魔法”は顕在けんざいしない。

④魔法を行使こうしする際は魔力を自身をかいする事で発現する。

かいする事の総量は”魔力量”、その介する適性の回路パスは魔力紋、その維持の耐久を”強度”として算出している。

⑥魔力紋は魔法を行使する際に、身体の人によって様々な位置に固定して現れている。

⑦魔力量及び、強度は成長と共に育つ傾向はあるが”天井”は個々にある。


との事だ。


そして、魔法の行使では”想像力・発想力”が大切で、柔軟じゅうなんな思考が大切な事。


それらを顕在けんざいさせるには、必要な魔力量コストと発現させるまでの強度が必要との事。


大きな力が全てでは無く、工夫も重要との事だった。


ーーー


「そして、分かっていると思うが注意事項だが──」

そう続けて、ナイスミドルな教師は言葉を続ける。


①コロシアム等がある”賭博エリア”には気を付ける事。


②最近”闇市場”の動きが更に活発になっているとギルド、軍の両名より報告が上がっているので、各々、自衛には気を付ける事。


以上が通達つうたつされた。


「そして、最後にだが皆に連絡がある」

そう前置きをしつつ、ナイスミドルな教師が、きっと、これからの運命を左右させるイベントのお知らせを告知したのだった。

世界には6つの黒い渦


そして6つの龍が発見されている


その因果関係はまだ分かってはいない

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