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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

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『絡まる運命⑨』

やっと、会えたね


ずっと、会いたかった


”クオリア”を獲得したであろう、あの時から


ずっと・・そう、ずっと、会いたかった

「完全な”現実化マテリアライズ”だと・・!」


教師陣の何名かは、そうつぶやいていた。


「シ、シエ・・ル様、・・シエル、様・」


まるで発声を確認するように、リンと透き通るような声が”その子”から出て来ていた。


『・・・ナビなのか?』


”コクコク”っと、うなずいて肯定こうていしているのは、どこからどう見ても”ただの女の子”だ。


ーーー


(・・・)


髪は・・、自分と同じ”白銀”


目も・・、これは”白銀?”


肌は・・、いや、背丈も自分と同じくらいで”うっすら”と肌白い。


胸・・・”ちょっと”は・・


(はっ!!)


(「・・・」)


「つ、つたわっていま・・す・!」


少しずつ、話し方を慣らすように、たどたどしいが、しっかりと声が聞こえる。


「身体は・・、似てるのは・・、シエル様が素体だから・・です」


(「や・・、やっっと・・、会えまし・・」)


「シエルさ・・」


そう言葉をつむぎながら、近づいて来ていた女の子が体をがっくりと倒れていくのが目に見えた。


(あの服のような・・、まとっているのも”一部”なのかな・・)


倒れた原因は、すぐに分かった。


この”熱”のせいだ。


目の前で倒れていくナビを見ながら、自分の思考は少しはずれた考え方になりながら、意識が遠く・・、そして手放てばなされていくのを感じたのだった。

人も、そして、精霊でさえも


その熱にはかなわない


そして、ナビの姿はシエルと瓜二つ


ただ、少しだけ”女の子”に近いのだ。


決して、どの部分がどうなのかという訳ではないのだ。

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