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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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黒い渦23

『終わったかな……』

自分が呟くと同時に海上から白銀の色に生まれ変わった清浄な渦が生まれてくる。


「はい──周囲の黒い力の気配も去っています」

自分の展開していた精霊剣をしまうのと同じくナビが横に現れては自分へと言葉を告げてくる。


ナビから言われて周囲へと気配を探るが清浄な気配──いや、海面から精霊が現れて来ているのも視界に収まっていた。


『ハクは──』

後ろを振り向くと全力で防ぎきったのだろう。

所々ボロボロになっているが、何とか羽ばたいているハクがそこには居た。


「シエル──!! 無事だったら、わらわの声に応えよ──!」

そして、そのハクの背後からはエリザベスさんの飛行船を先頭にこちらへと向かって来ているのだった。


それに向けて手を掲げて応えると向こうでも確認が取れたのか、幾分かスピードを落として途中からはハクと並走する形でこちらへと降りて来るのだった。


「大丈夫ですか……ハク? 少しだけ回復させてください」

「すまぬな、ナビ──頼む」

ハクが素直に頭を下げてはナビへと回復をお願いして回復されてる間に自分の下へはエリザベスさんを先頭にレイ達もこちらへと向かってくる。


「シエルよ……! 無事か? 怪我はないか? 大丈夫かえ?」

甲板に降り立った自分へと一目散に近付いて来たエリザベスさんはベタベタと身体へ触れながら確認していく。


『大丈夫です……大丈──』

「いや、自分では分からないだけで──傷が……」

「コホン、エリザベス様──?」

「むっ……分かっておるのじゃ──全く空気の読めない執事じゃな」

エリザベスさんは大丈夫と伝えても触って来ていたが、流石に止めようと執事さんが動いてくれたお陰で解放される。


解放されると同時に今度は皆に囲まれるのだった。

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