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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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黒い渦21

「そうか、ヒノモトからチェニス、ロイア……そして、わらわのところまで──シエルよ、あれを止められるのかえ?」

扇子を向けた先は今も大規模魔法を食らってはほぼ無傷だが足止めされている深海の龍が見えていた。


『はい、その為に来ました』

「私もシエル様を支えますので──」

自分が頷くと同時にナビもスッと飛び降りて来ては自分の隣に並び立つ。


「それに我の見立てだと……そろそろ攻撃に抵抗が無くなって来ているのではないか?」

「分かるのかえ?」

「うむ、内部に大規模な魔力を溜めている気配を感じる──早く動いたほうがよい。多少は我が受け止めよう」

「そうか、時間は無さそうじゃな──聞いたな! 全部隊下げさせるのじゃ!」

エリザベスさんの一声で攻撃が緩んでいっては全艦隊が距離を取っていく。


「シュン、バル達よ──お主らも降りろ」

我は──少し無茶をするのでな。

そう、述べてられてはシュン達も引き下がるしか無かったのだろう。

エリザベスさんの飛行船へと飛び降りる。


「彼ら、彼女らの保護はわらわに任せよ」

『お願いします』

「シエル様──急ぎましょう……深海の龍が動き始めました」

ナビのいう通りだ。

目の前では攻撃の手が完全に止まったタイミングで深海の龍が行動を始めていた。


『行ってくる──』

「シエル、ナビ──気をつけて」

レイがそっと抱き締めて来る。

それを抱き返すと、マリとリンも来たので同じく軽く抱き締めては離れる。


「むっ──シエル様、行きますよ……!」

多少、ナビが状況が状況なのだがむくれてしまったのが伝わって来る。

意趣返しとは違うかも知れないが、ギュッと手を握ってきては浮上する。


そして、ナビと共に深海の龍へと一気に飛び立つのだった。

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