表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/371

『巡り会うもの達⑧』

この世界の全てを、まだ彼は知らない


少しずつでも、学んでいけばいい


彼にはすでに、最高のパートナーが居るのだから


きっと、大丈夫だろう

「ここの寝具(しんぐ)は、一味(ひとあじ)違うんだよ」


それが、シュンの言葉だった。


全ての寝具、および、家具に魔法紋まほうもん(きざ)まれてるとの事だった。


(さら)には、家具類は、普通は使っていけば、消耗しょうもうしてくるのが一般的だが、消耗防止の魔法紋も、重ねて刻んでいるらしく、半永久的に、大切に(あつか)えば、使い続けられるという話だった。


(…いや、待て)


魔法紋(まほうもん)〝とな?


…少しだけ、シュンが、店内のオーナーさんと挨拶を()わしてる間に、情報を調べることにする。


---


魔法紋(まほうもん)


始まりは、魔法属性の回路(パス)の発見が、最初だった。


魔法を発現(はつげん)する際には、人体の何処(どこ)かしらに、魔法紋が()かび上がる事には、早期そうきに気付いた。


そして、驚くことに、その魔法紋は綺麗に〝6つ〝の属性に分かれている事が分かった。


魔力層にて、(ただよ)っている魔力は〝ただの魔力〝である。


それを保有ほゆうし、変換(へんかん)できる〝魔力量〝そして、魔法を発現はつげんさせる為に維持できる〝強度〝それに、個人の保有(ほゆう)する魔法紋という〝回路(パス)〝によって、魔法という”超常現象”が発現(はつげん)出来るというのが現在の見解(けんかい)だ。


(ただ)し、その個人の持つ回路(パス)の属性だけ、魔法を発現はつげん出来るわけではなかった。


個人差は大きくあるが、物に(きざ)まれた魔法紋を、回路(パス)として、魔法を発現(はつげん)する事により、適性(てきせい)のある者よりは(おと)るが、その属性に呼応(こおう)した魔法が発現(はつげん)する事を確認している。


(ただ)し、(おと)る差は個人差が大きいため、しっかりとした、数値は出せていないのが現状(げんじょう)だ。


---


※備考※


魔法紋は常に1つだと思われていたが、〝魔力水晶〝の開発により、その常識は(くつがえ)った。


魔力を通すことにより、発現(はつげん)している魔法紋(パス)が分かるのと、その通せる魔力量、そして、通す行為を続けられる強度を、測定出来るのだが、(まれ)に、魔力水晶に浮かぶ(もん)が複数、発現している者が散見(さんけん)された。


(ただ)し、100の魔力を等しく、全て100で発現(はつげん)している(わけ)ではなく、その割振わりふりは個人差が大きいとの事。


例:

100→風40水60

100→風30水30火40

など、トータルで100に近い形になるように思えた。


※これはまだ、未確定な情報である※


確認出来る者も少なく、そして、100を発現はつげん者によっては、意思によって、割り振れる可能性もあるのかも知れないとの事。


(ただ)し、確実なのは1つ、全ての魔法紋が綺麗に100に近い形で顕現(けんげん)したのを、この魔力水晶が開発されてから確認された事例(じれい)(いま)だに無いことだ。


---


(「ヒューズさんの使っていた〝フィットホン〝も同じです。あれも、魔法紋(まほうもん)(きざ)まれています」)


ちょうど情報を、流し読み終えた所で、ナビからも補足(フォロー)があった。


なるほど、ね。


(…そうなると、自分はどうなるのやら…)


ちょっとだけ、〝白銀の髪〝にれて、思考に()もれそうになったところで。


「おーい!シエルー!」


っと、シュンの声が聞こえてきた。


どうやら、オーナーさんとの会話が終わったようだ。


愛想(あいそ)の良い笑顔をかべながら、そのオーナーさんが、丁寧(ていねい)に頭を下げて、自分を(むか)えてくれた。


とりあえず、行かないとな。


白銀の髪に触れた手を、離して戻しつつ、俺はシュンのもとへと、を進める事にした。

魔法を扱える者しか、現在の世界には存在し得ない


そして、魔法を扱える者は”祝福しゅくふく”なのか、魔法紋を持っていた


それにじゅんじた回路パスに合わせた属性の、適性の魔法を人は扱える


だが、補うように、他の刻まれた魔法紋の属性を、物を通すことで、使うことも出来る事はする


だが、それが完璧に扱えるとは限らない


あくまでも、適性に合わせた魔法が得意なのだ


それを見通すことが、判定出来る”魔力水晶”が開発されたのは大きいのだろう


それによって、人類は一層いっそう繁栄はんえいへの道を歩み始めたのだから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ