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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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黒い渦⑬

「生意気な感じは抜けぬか──!」


グァァァァア──!


ハクが距離を詰めるのと同じく、漆黒の龍はハクへと自分から視線を外して見ては迎撃の体勢に入っていた。


漆黒の龍から攻撃が来るが、ハクは身を(ひるがえ)しては避けてそこをシュンとバルが白銀の力を混ぜながら強化した攻撃を漆黒の龍へと叩き込んでいた。


『ナビ──』

「はい─!!」

今や漆黒の龍からシャドウが生み出されることは無くなっていた──本格的の自分達へと焦点を合わせて対処することに力を注いでいるみたいだ。

何よりも今はハク達がその意識を向けさせていてくれた。

自分とナビは手を繋いでは魔力の循環を爆発的にさせては一気に魔力を生み出していく。


白銀の結界への魔力消費は充分だろう。

当面は何とかなるくらい注ぎ込まれたのを体感していた。

むしろ、装置側から力がこれ以上は来ないように弁をされたような気配を感じていた。


ハク達が漆黒の龍へと対峙している間に今もナビとの間で魔力が飛躍的に溜まっていく。


『行ける──』

「はい──」

そっと、ナビと共に手を離しては精霊剣を構え直す。


『行こうナビ──』

「はい、どこまでも──!」

そして、ナビと自分はハク達が相手取っている漆黒の龍へと向かうのだった。

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