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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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白銀の龍⑤

「シエルよ! 離れるのじゃ!」

『ナビ──!!』

ドルマンさんの合図があった際は一気に離れると同時に混合魔法と巨大魔法が白銀の龍へと注がれる。


だが、白銀の龍は黒い力と白銀の力を合わせた障壁で辛うじて防いでいた。

──けれども、確実に消耗はさせているのだけは確かだった。


周囲はハンネスとムシュタルさんが合流しては息の合ったコンビネーションを見せては指揮を執っていた。

イアンさんは少数精鋭のリンクスの部下を引き連れては、シロも隣り合って電撃的に攻撃を仕掛けては周囲のシャドウを蹴散らしていっていた。


「ギャァァァ──!!」

「シエル様──!」

『ハァァァ──!!』

白銀の龍の力の奔流の吐き出しは今はナビと白銀の力に混ざった黄金色の力の恩恵あって──。


「────!!」

一気に斬り裂いてはこちらの斬撃を白銀の龍へと注いでいた。

先ほどは多少のダメージを与えられたのとは違い──現在は明確なダメージを与えられていた。


だが──。


『ナビ──! 白銀の龍の明確な力の源の場所は──!』

「ごめんなさい──! まだ……!!」

『──ッ!』

白銀の龍の斬撃を避けては弾く。

その間にナビには白銀の龍の力の源を探って貰っていた。

この元から備わっている白銀の力と──黒い力が溢れてる場所。

曰く、核とも言う場所。

人でいう心臓──。

ナビは……ほぼ人間に近くなってしまっているのは知っていた。

そんなナビにもある核──心臓部。


「ギャァァァ──!!」

「シエル様──!」

『大丈夫──!!』

白銀の龍の力の奔流の吐き出しを受け流す──!

多少のダメージが入ったが、問題は無い。

ナビも理解しているのだろう──集中して巨大な白銀の龍の力の源──核を探していた。


「シエルよ──!! もう一度、行くぞい!」

『はい──!!』

ドルマンさんの合図があった後に再度──頭上と後方から巨大な魔力が放たれて来る。


集中しているナビを目に入っては一気に駆け寄ってナビの手を引っ張って離脱する──。


「見つけました──!!」

離脱してる最中にナビが声をあげる。

そして、指し示す手の先には──今しがたにも障壁を展開させている白銀の龍が視野に入っており、その手の先の箇所にて一瞬魔力の大きな揺らぎと白銀と黒い力が大きく動くのが視界に捉える。


『あそこか──!!』

「シエル様──!」

分かってる──!

ナビがずっと探していた理由は──核が移動していたからだ。

ずっと繋がりから、その焦りの声は聞こえていた。


ならばこそ──!

お互いに考えてる事を分かっていたからだろう。

自分とナビは離脱から反転──一気に魔力を膨れ上がらせて、巨大魔法と混合魔法、更に白銀の龍の障壁を今しがたにも展開させようとしている場所へと突っ込むのだった。

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