表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

314/371

本当の想い⑦

『ナビ──!』

「はい! ───はぁっ!!」

ナビがファナから放たれた黒い力の放流を斬り払う──そのままファナの前に踊り出ては一閃する。


「ッ──!!」

「逃げさせません──!」

そのままナビが立ち替わりファナへと一太刀浴びせる。


「ぐぁ──」

『これで──!!』

一気に白銀の力を精霊剣に込める。


「シエル様──! 私のも──!」

同時にナビからも白銀の力がこちらへと繋がる。


『はぁぁぁ──!!』

そのまま一撃をファナへと叩き込む。


「────!」

目の前でファナが黒い力を展開して防御壁を作るがそれ自体も斬り裂いてファナへと強烈な一撃が決まる。


「あああぁぁ──!!」

貫かれた身体には白銀の力が内側からも迸っては周囲へと溢れ出ていた。


「シエル様──!」

『あぁ、これで──』

終わりだ──。

そう言おうとしたしたタイミングで目の前のファナと視線が合う。

その視線には先程には見られなかった理性が光っていた。


ありがとう──。

すまなかった──。

私はこの力を御しきれなさった──。

いや、そもそもこの力は御せるものでは無いのかも知れない──。


あぁ……。

私は──この国を……まも……──。


それはファナとの想いだったのだろうか。

溢れ出る白銀の力が力と共に想いが届いて来ていた。

そして、最後まで伝え終えられずにファナは粒子となり消えていく。

そして、最後は黒い力が晴れた空間が戻って来るのだった。


「シエル──! 終わったのか?」

「父様──!」

黒い力が晴れたのと同じくシャドウも同じく粒子となって消えていっていた。

そこへ、シュンがこちらへ──バルはハンネスの方へと駆け付けて来ていた。


『いや、むしろ……ここからが──』

「え──?」

「はい、ここからが本番です──! 来ます!!」

ナビの声に応えてか──海上方面の方角からその声が轟いて来るのは同時だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ