表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

284/371

巨大シャドウ④

「シエル──の部隊──聞こえる──か!」


その通信は途切れ途切れというより"は、魔力がどこかで分断されているのか声が飛び飛びで聞こえてきていた。


『聞こえています──!!』


皆の回線を繋いだ状態のまま返事を返すと、向こうも同様に聞こえていたのかまた声が飛びつつも言葉が返ってきていた。


とりあえず、内容を精査しつつ──目の前のシャドウを片付ける。


周りの皆も無事に倒し終えたのか一息つきながら先ほどの内容を確認しあう。


「ここから少し先の地点で──か?」

「あぁ、巨大なシャドウがと言っていたよな?」

シュンとバルが先ほどの内容を簡潔にまとめていた。


そう、先ほどの連絡は避難及び──可能なら撤退している部隊の助けを──。

っと、いう連絡だった。


「あれ? でも、向こうの部隊って──」

「ボンさん、フィンさん、シンさんの構成部隊ですね……」

後は、イアンさんの元部下3人メンバーも一緒ですね──。


っと、リンの言葉にマリが返していたが補足という形でナビが補完する。


「シエル──? 行かないと!」

自分の服の袖を握ってきたレイの手の力は強かった。


レイは自分の事情も背景には多少あるのだろうが──誰かを助ける事や、そして見捨てない事は特に大切にしていた。


『あぁ、分かってるよ。 行こう──』

レイの袖を掴む手をそっと包んで握りつつ応えると、掴む力は緩んだ気がした。


そのまま、助けに向かおうと身体を向けると──既に皆も同じ気持ちだったのか足並みは自然と揃っていた。


まったく──本当に素敵な仲間に……友に恵まれたな。

そう、心に思いつつも僕たちは一気に連絡を受けた巨大シャドウの方面へと駆け出して行くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ