表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

279/371

地下研究施設跡⑥

「ナビ様──!」

「ヘルメス? そっちはどうだった?」

無事に外に出て、ヘルメスやシリウス──そしてボンやセーレさんが居る場所へと戻って来られていた。


ヘルメス及びシリウスの2人は疑問符を頭に浮かべているだけだった。

とりあえず、そんな私たちの様子を見つつ──そっと、セーレさんが私に近付いてきては今回の作戦の経緯や結果を聞いてくるのだった。


「なんだと?! 黒い存在が?」

「あぁ、本当だ」

「俺も見たぞ、あれはどう対処したらいいんだ?」

ボンにはフィンとシンがどこか得意顔と不安顔が混じった顔で中での出来事を聞かせていた。


「私には分からなかったや」

「我も何も感じられなかった」

ヘルメスとシリウスの2人とも分からなかったらしい。


(あの感覚が凄く共有できるのはやはりシエル様だけですか──)

どこか、その事実に嬉しくなりそうな気持ちを抑えつつ──現状の必要な事。

研究施設での各種資料や中でのギィーの派閥の存在やらの情報をセーレさんと共有する。


そして、セーレさんは適宜まとめてはすぐにリッチさんへと情報を流していった。


もう夕方だと──外の景色で分かる。

ふと時間を確認するのに魔力ネットワークへと意識を向けるとそろそろ決勝への始まりの案内やシエル様の事が意識に入ってくる。


シエル様を感じたり、想うだけで心? 心というのでしょうか。

身体の内側が暖かくなっていく。


「よし! 撤収しよう!」

「えぇ──必要な事は全て整いました。 今頃はリッチ様の派閥からギィーの派閥へと情報戦が繰り広げられているでしょう。 後はコロシアムの勝利と──改めてギィーの背後を洗い出せば……」

セーレさんの言葉を聞きながら、私はふとした疑問を抱く。


こちらに──賭博エリアに来た際は感じられた白拍子達の気配が消えている? 感じられないことに気付いたのだった。


何故──?

その疑問に答えを導き出すことは出来ないまま、私たちは一旦シエル様とも合流するためにもリッチさんの下へと移動を始めるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ