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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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コロシアム25

「ブラックリスト……?」

マリの話にリンが疑問を浮かべた表情でその言葉を再度言う。


「「……」」

ナビとヘルメスに限っては魔力ネットワークにて詳細を見ているのか、またはハッキングしているのか情報を探し始めていた。


「それは俺も聞いたことはあるが……こいつか」

イアンさんも意味深な顔でマリの指し示した名前を見ている。


「リキア──聞いたことはある。ギルドでも有数な手練れのはずだが?」

「それは表の顔で…中央内では別の顔で名前が通っています」

イアンの発言に神妙な顔でマリは告げる。


「至高の暗殺者──リキア」

「──相当の要人を殺していますね」

マリの発言の後に情報を得られたのかナビが重ねて言う。


「暗黒時代……まだヒノモトが安定期に入る前の時代に相当──」

ヘルメスはその後の発言は顔を伏せてしまい消えていく。


「それにしても、なんでこんなやつを?」

「誰が推薦して……?」

「──ギィー」

シュンとバルの疑問に推薦者を見たレイが応える。


「何を企んでいる……?」

イアンさんはそれを聞きつつ既に思案顔になっている。


「お兄ちゃん? シエルも大丈夫だよね……?」

リンが不安そうな顔になる中、いつもならすぐに代表だろ? と訂正するイアンさんも訂正することは無く。

「大丈夫だ、シエル? 万が一があるかも知れないお前も気を付けろよ?」

と、自分に投げ掛けつつ──すまない、俺は部屋に戻る。と言葉を残してイアンさんは立ち去っていったのだった。


「シエル──?」

レイも不安になったのか心配そうな表情は変わらずに自分を見てきたので、無意識に手を伸ばして頭を撫でながら大丈夫と言ってしまっていた。


「「「むむっ」」」

「────」

マリ、リン、ヘルメス……それにナビは無言の視線を自分に投げ掛けて来たのが瞬時に分かったが運良く自分の背中からの視線の為、とりあえず自分はレイの表情が和らいだのを確認してからソッと……撫でる手を戻すのだった。


「シエル様? 練習……しっかりやらないとです、ね。私は心配ですから……」

その後、ナビがそう言いつつ模擬戦闘を再開したのだけれども……加減が無くなってどこか責め立てるように攻撃をしてきた事にはきっと──この事は関係ないのだと思いたかった自分が居たのだった。



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