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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『コロシアム⑪』

────

「やっぱりここは相も変わらず変わらないな──とは言いたかったが……」

「だな──やっぱり目立つよなぁ……」

商業区エリアに辿り着いてバルとシュンが呟いている先を見てみると──2人の言いたかった意味が分かる光景が見えて来ていた。


商業区エリアは摩天楼の如く高層の建物が多くひしめいているエリアなのだが──その中心部分にて不釣り合いとも言えるだろう低層だけれども多くの敷地面積を保有している建物がそこにあってはお客さんだろう人達が多く往来しているのだった。


    *


「あっ──いらっしゃいませ! お客様すみません! 今はまだ店内の方は入場規せ……」

入場規制と言いたかったのだろう──店内の店員さんだろう女の子が元気よく接客しつつ声を出しながら自分達の方を、いや……シリウスの姿を見ては言葉を失っていたのだった。


「あっ──すまぬな。接客の途中であったか」

「い、いえ!! シ、シリウス様だと気付けなく私……!」

店員の女の子はシリウスを認識した途端、頬を上気じょうきさせては照れたように言葉を返しているのだった。


「あれは……の字だね」

「惚の字ですね」

「惚──」

そんな様子をリン、マリは微笑ましく──レイは2人の言葉を復唱したのだろう、どこか要点を掴めていない様子でコテンと首をかしげているのだった。


「む? そ、そうか? いや、我のことは後でも──」

「い、いえ!! シリウス様となら私──!」

「む? 我とならなんと?」

店員とシリウスのやり取りに店内で買い物をしていたお客さんも自分たちの姿に気付いたのだろう、何名かは好奇の視線をこちらに向けてはナビや自分の存在に気付いた人はどこかソワソワとし出しているのだった。


「あ、あの──すみません、私達はブリッケン様に用事がありまして……」

そんなシリウスと店員の姿、店内のお客さんの視線も気付いたのだろう──ナビが恐る恐ると前に出て来て当初の訪問の目的を店員の女の子に伝えるのだった。

coming soon

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