表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

234/371

『コロシアム⑥』

────

「シエル──お前は今回のギィーの行動に関してどう思う?」

『えっと──どうとは?』

少しの間の沈黙の後にイアンは自分に視線を向けて質問を投げ掛けてくる。

自分はそれについての意味する所が分からずに曖昧に返事をするしかないのだった。


「そうだな──突然こんな質問されても困るか」

「……リッチさんの見立てになるがギィーに関してはそこまで頭の回るタイプでは無いらしい」

『それは以前──そうですね。見掛けた際にでも思いました』

そう──ギィーに関しては以前の議会の時以降にも見掛ける際もあったが……確かにイアンの話した通りに頭を働かせるタイプというよりは感情を優先して行動を起こしている面が大きいように思えていた。


「あぁ──それにハンネスの件の際も疑いは掛けられてはいたがあくまでもギィー自身の派閥の人間では無く、その仲介していた組織が黒だったらしい。そしてその組織もハンネス自身が動かしていたとも調べは付いている」

『──えっと、そうなるとイアンさんは……自分に何を伝えたくて?』

自分の意見を聞いた後にイアンは補足するように情報を付け加えていく。

自分はその情報を聞きつつもイアンの伝えたい部分に関しての見当が付かなく質問を返す。


「あぁ──すまないな。その……なんだ、今回はギィー周辺を追ってはいるが──リッチさんからはその背後に気を付けろということだ」

『背後ですか……』

「あぁ──中央に関してもきな臭い動きが最近多いらしい」

『きな臭い動きですか?』

自分の言葉にイアンは頷いて応える。


「リッチさんが民衆派の中でも穏健派なのもあっての情報網かも知れないが──どうやら中央の……いや、国を守護する立場の白拍子達の動きが怪しいらしい」

『えっと──それはどのような……?』

自分の疑問の言葉にイアンはこちらを見つつ話しを更に深めていくのだった。

coming soon

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ