表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

224/371

『賭博エリア㉟』

────

「あっ! お兄ちゃん! おーい──!!」

「あっ! リン! 今話したら口が……!」

「えっ? うぇぷっ……」

マリはギリギリ大丈夫だったのだろう。

リンはマリが忠告した時には既に遅かったらしく──リンクス本部内へと降下してる最中の空気を思いっ切り吸い込んでしまっていたのだった。


    *


「お前達か──一体全体どうし……いや、待て──早く中に入れ」

「他の者は周囲のマスコミを見かけたら離れさせろ──!」

イアンは最初はどうしたのかといった感じで問い掛けてくる雰囲気だったがヘルメスを見た瞬間に即座に表情を切り替えて指示を周囲に飛ばすのだった。


「シエル? いや、説明出来る者なら誰でもいい──説明を頼む」

「えっと──お兄ちゃん、あのね?」

「──すまん、リン以外で頼む」

「えっ──?!」

一瞬、間が開いたタイミングでリンが私が! といった風情ふぜいで話そうとしたところ、イアンから待ったが掛かる。

それに対してリンが不服を唱えようとしたところで──。


「す、すみません……」

「えっと……先程の白銀の輝きは──?」

正面玄関が開かれて、そこには今しがた慌てて着いたであろうセーレさんが居るのだった。


    *


「なるほどな……、話は分かった。それで、これか──」

「は、はい──! その……私も中の内容までは知り得てはいませんが状況を察するに──」

「分かった。とりあえず読ませて貰おう」

自分たちの話を聞き、イアンさんはセーレさんから一通の魔力化し封印された手紙を受け取って読み始めていた。


「それにしても俺にだけしか読めない手紙か……」

「じじいじゃないと俺の指紋も属性の質も分からないからな……」

「……! ────」

最初に手紙を読み始めた辺りは言葉が少なからずあったイアンだったが読み進めていく中で──静かに読み進めるようになっていく。

そして、読み終わったのだろう。

最後は自分たちの時みたいに、目の前の手紙が完全に消えていったのだった。

coming soon

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ