表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

220/371

『賭博エリア㉛』

────

『皆、飛ぼう』

「え?」

「と、飛ぶって──どこを?」

自分の声に驚いたマリとリンが反応をしてくる。


「シエルくん、私……確かに風属性の適性があるけれども──お兄ちゃんみたいには飛べないよ?」

『いや、使うのは……自分の白銀の力だよ』

リンが自分の提案に即座に反応をしてくる。


「いや、だがシエル? コントロールはどうする? 俺たちは……シュンもだが飛んだ経験はないぞ?」

『ナビ? 力のコントロールは出来そうかい?』

「やってみないとですが……シエル様がそれを求めるならば私は最大限フォロー致します」

「私も忘れないで──精霊の力でもサポートする」

続いてバルが疑問を投げ掛けてくるが、リン同様に返事を返す。


「シエルくん? でも行き先はどうするの? 学生寮?」

「リン、それはダメよ。 ドルマンさんの文面を思い出して学園寮のマザー……ドリーさんは中央の管理下だよ」

『今日はこのまま直接リンクスまで行こうと思う』

「でも、あそこにはフェニちゃんが居るよ?」

「いえ、リン──それが一番安全かも。リンクスは唯一の安全圏……ギルドも軍も中央も不可侵の場所。それに先の話だとセーレさんが向かってるはず──合流した方が良いかも」

「なるほどね……」

飛ぶ事には納得してくれたのか、続けての疑問をリンは聞いてきた。

マリも同じ考えになったのか自分の提案のリンクスに向かう事に反対はしなかった。


「泊まる場所はどうするの……?」

「レイちゃん、それは大丈夫だと思います。リンクス本部内には宿泊スペースも有りましたから、そのまま移住してるメンバーも居るはずです」

「あっ! お兄ちゃんはもう既に住んでるはずだよ?」

「なら、決まりだな」

「だな、バルと同じで俺も決まりだと思う」

泊まる場所に関して、レイの疑問にナビはリンクス本部に関して調べ上げていたのか宿泊機能に関しても答えていた。

それを聞いてリンもイアンの……兄の事を思い出したようで住んでいる事を告げていた。

バルとシュンも一連の流れを聞いて納得したのか頷いていた。


「僕は皆に……シエルに付いていくよ」

『一緒に行こうヘルメス』

「うん!」

そんな皆の姿を見つつヘルメスは自分に近寄って来て、皆と一緒に……自分に付いてくる事を改めて告げてくる。

そんなヘルメスに頷いて応えると、ヘルメスの不安そうな顔は明るい顔になり嬉しそうに返事を返してくるのだった。


『行こう──! こちらに向かってくる気配が近くなって来てる』

「「おう!」」

「「はい!」」

「「「うん!」」」

そして、自分たちは飛び立つ準備を始めるのだった。

coming soon

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ