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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『賭博エリア㉘』

────

(「これはなんだ……我に何が起きた? ──それにこれは誰に届いて……」)

(「えっと、これは何……?」)

(「ん? 誰だ───いや、待て我はこの声を……一度聞いた事があるぞ?」)

(『もしかして──皆、聴こえている……?』)

自分の疑問の声がテレパシー───思念として皆に届いているようで各々が頷く。


(「むっ! その声はシエル殿か! これは一体全体どうしたものなのだ?」)

(『えっと、それは───』)

シリウスの疑問は当たり前の事で先程の経緯を包み隠さずにシリウスに教える。


(「なるほど───我の下に精霊が……白銀の力に包まれてシエル殿と契約を結ぶか、又は結ばないかの二択を迫られたのだ」)

(「ぁ……それ僕も一緒だ」)

(「む───我と同じ気配……そうか貴殿がヘルメスか」)

(「姿は分からないけれど──君がシリウスなんだね」)

(「シエル様──今は皆に聞こえていますが念じれば話し相手も絞れるのではないでしょうか?」)

(『確かに──それにこれは魔力ネットワークとは全く別物……ナビと同じ魂の部分の繋がりが出来たのかな?』)

ふと、横を見てみたら早速バルとシュンがお互いに意志疎通をし始めているのか頷きあっていた。


(「ふむ──なるほど、我はそれで結ぶと念じたのだが……先程ブリッケンが来て分かったが我の太ももに精霊紋が刻まれているらしい」)

(「えっと──待って……僕も──あっ、本当だ」)

シリウスとヘルメスが自分の精霊紋……契約の証を確認している。

ヘルメスに限ってはスカートなのもあり……一瞬際どくなった際にマリとリンが視界から塞ぐようにガードを展開していた。


(『……ナビの精霊紋とは反対側の太ももに確かに2つ精霊紋があるな』)

少しだけズボンを緩めて魔法で明かりを灯して見てみると確かに刻印が刻まれているのだった。


    *


「シエル──護る力、自由、祝福って言ってた」

「確かに……! レイちゃん、それ私も考えてた! 自由は……ヘルメスちゃんとシリウスとして──」

「そうだね……。私達のこのテレパシーみたいなものは祝福なのかな?」

「ん? そうなると護る力とはどうなるんだ?」

「確かにバルと俺も……このテレパシー以外の何かしらの変化は感じて無いけれども──」

レイの言葉にリンとマリが反応しており、それを聞いてバルとシュンも自分達の状態を確認するが護る力に関しては皆ピンと来ていないのだった。

coming soon

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