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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『賭博エリア⑲』

────

「じゃーん! どうかな?」

「一生懸命選んだのですけれども……」

リンとマリに誘導されつつ──ヘルメスが前に出てくる。


(おぉ──)

「これは中々──」

「…………」

バルは素直に感心したように──シュンはどこか見惚れてるような素振りになっている。


「えっと──どうかな?」

『似合ってると思うよ』

「えへへ──よかった」

ヘルメスの姿はボーイッシュだけれども女の子らしさを表に出していて──可愛い様相になっていたのだった。


「シエル様すみません──えっと、このくらい使ってしまいました」

『大丈夫──構わないよ。それに……』

ナビがこっそりと自分に近づいて来て掛かった費用を教えてくれる。

けれども、目の前で嬉しそうにしているヘルメスの姿を見れたら、関係なく思えるのだった。


(それに遺産は大量にあるからな……こういう使い方が正しいのだろうな)

多くの両親の自分にのこしてくれたものがあり、その使い方は最近自分でも考えていた事だった。

そして、改めて目の前のヘルメスの様子を見て──どこか心が温かくなるのも感じるのだった。


「では行ってみましょう」

「ん──時間も良い時間」

そんなひと時を過ごしてる中でナビが当初の目的を切り出すのだった。

レイの言う通り、時間もちょうど良い感じに進んでいたので自分達は足早に賭博エリアの結界のふちまで移動を始めるのだった。


    *


「大丈夫かな──?」

「それを確かめるのでしょう?」

リンの不安そうな声にマリが答えているのが背後に聞こえる。


「縁まで来てみたのですがどんな感じでしょう?」

「うーん──違和感は何も感じないかな? 引っ張られる感じも……かき乱される感じもしないかな」

ナビとヘルメスが結界の縁で話し合っている。

確かに通常の今までのマザーなら少しでも結果外に出ると何かしらの違和感と不具合が出るのが普通らしかった。

レイとバル、シュンも2人の様子を固唾を飲んで見守っているようだった。


『とりあえず、試してみようか』

「そうですね──何かあれば私とシエル様でサポートします」

「う、うん」

そしてヘルメス──マザーの可能性に自分達は立ち会うのだった。

coming soon

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