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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『賭博エリア⑰』

────

「とりあえず、私の方はリッチ様に事の事情を報告してきますね──皆さま、お気を付けて」

『セーレさん色々とありがとうございました』

「いえ、これもリンクス──そしてリッチ様やボン様も気になられていた事ですから」

ペコリと一礼し──微笑みを残しつつセーレさんは出入口まで自分達を案内してくれた後に立ち去っていくのだった。


「────」

離れに居た際は元気だったヘルメスは外に出たら緊張しているのか、寡黙になってしまい──静かにあれからずっと自分の腕を押さえているのだった。


『ヘルメス──大丈夫?』

「う、うん……」

『余り無理をしたら──』

「だ、大丈夫……」

そう言いつつヘルメスは自分と一緒にまずは1歩──大きな1歩を出入口から踏み出す、そしてヘルメスにとって貴重な1歩となる日が始まるのだった。


    *


「あの──シエル様」

『ん──?』

「色々とする前にまずは──」

そう言いつつナビは手をそっと服屋さんの方へ向けるのだった。


「ほら──ヘルメス?」

「う、うん……」

自分から離れる際は戸惑っていた節があったヘルメスだったがナビにもある程度は心を許しているようで、ナビに導かれるままに服屋さんへと向かって行ったのだった。


「確かに──ナビちゃんの服だからヘルメスちゃんには合ってないものね」

「はい──女の子にとって身だしなみは気になるものですから」

リンの反応にナビはそう言いつつ服屋さんの前でレイ、マリ──そしてヘルメスも交えて言いあっていた。


(良かった……)

服──女性服を眺めているヘルメスは嬉しそうに表情をほころばせているのが見える。

きっと、身体の変化に合わせて心も……、いや──先に心だろうか、変わったヘルメスにはお洒落はとても興味があったのだろう、今も興味深そうに皆に説明されつつ感心したように頷いたりしながらも服を着たり選んでいるのだった。


そうして自分はバルとシュンと一緒にヘルメスの服の購入が終わるまで待ち始めるのだった。

coming soon

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