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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『賭博エリア⑬』

────

「ど、どうかな──?」

『えっと……』

(可愛いぞ──?!)

目の前にはすっかりとボーイッシュな──と形容するのが正しいのだろうヘルメスが居るのだった。


「シエル様──」

『似合っているよ』

「えへへ……」

ナビに途切れてしまった言葉を促され──やっとのこと言葉が出てくる。

それを聞いて目の前のヘルメスは大層嬉しそうに反応するのだった。


    *


「ですが──やはり精霊の質が変わったのでしょうか?」

「でも僕は僕だよ──?」

あれから少しだけお互いに落ち着いて来たところでヘルメスの現状についての考察に入っていた。


『質が変わったというのは──?』

「願いに応じて成長? ──いえ変化が起きたと思うのです」

「僕が女の子になりたいと思ったということ──?」

ナビの考察にヘルメスはナビに疑問を問いかけると──ナビは軽く頷くのだった。


「きっとヘルメスは──そのシエル様の事を思う過程で色々と……」

「……否定はしきれないなぁ──それよりも言われてみたら確かに願ったかと言われたら……」

ナビに願いの可能性について話されているとヘルメス自身も該当する要素が多かったのか──どこか納得するかのように頷いているのだった。


『精霊の可能性か──それは自分もナビと一緒に居て感じている……』

「はい──私自身もそれは強く常日頃感じています」

確かに感情豊かになっていくナビを見ていると出会った頃のナビからの変化を確かに強く感じるのだった。

それが可能性かと問われると──今まで見てきた中での各マザーの様子とか見てみれば一目瞭然いちもくりょうぜんでもあったのだった。


    *


「そういえば──皆を待たせてしまっていますね……」

『ヘルメス──すまないが皆を呼んでも大丈夫かな?』

「────僕、おかしくないかな?」

『そんなことないよ』

「──わかった、いいよ」

ヘルメスは一拍置いてから──良く考えた中での結論だったのか許可を出してくれるのだった。


「──私、そうなりますと皆を呼んできますね」

そう言いつつナビはヘルメスを見て軽く視線で合図を送りつつ皆を迎えに離れから出て行くのだった。


そんなナビを見て──ヘルメスへと視線を戻すとこちらを真っ直ぐに見つめてくるヘルメスと視線が交錯するのだった。

coming soon

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