表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
リアル※real?※世界は”流転”する「すべては”選択”によって」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/371

『美しい世界⑪』

上手く笑えるようになれたら──私、美しい?

それから1(ひとつき)があっという()った。


ガイウスさんとは「定期的に連絡が欲しい」と伝えられ──自身も思うところもあり了承(りょうしょう)したのだった。


(あんな安堵(あんど)と──守るぞ! みたいな覚悟をした表情を見せられたらね……)


(「シエル様は〝夢〝の中でも──そうでした。(うら)(ごと)も言う時はありましたが、シエル様は決して見捨みすてず、ひた向きに……どんな問題にでも取り組んでおりました。シエル様は基本的に〝優しい〝と私は胸を張って……胸?」)


(「…………」)


ナビさんからの返事が──無くなった。

まるで、(しかばね)のようだ。


いや、そうじゃない。

Don't touch me──だ。


()れられない、()れちゃいけない。


それは──世界の法則(ルール)だ。

これだけは共通(せいかい)なのだろう。


〝俺〝には分かる。


ここは──俺と言えるくらい分かる。

分からないと生きていけないのだから。


さて──えっと、どうしようとしていたのかな。

えっと──ナビさ………んは、駄目(ふれられない)だ。


    *


「シエルさん? 大丈夫ですか?」


声を掛けられ”またしても”顔を下げていたのだろう。

顔を上げたら少し心配顔の〝安定の中年男性〝のヒューズさんが──そこに居た。


この袋小路(ふくろこうじ)思考(しこう)の中で──もしや、ヒューズさんは女神(めがみ)……ではないな。


ふぅ……。

急に冷静になれたからだろうか。


(思考は良好)

(視界はクリア)

(思考のギアは──うん、OKだ)


『大丈夫です。やっと外に出れると思ったら、なんだか足がすくんでしまって……はは』


シニカルな表情(かお)をしようと笑ってはみたが──きっと似合にあわなかったのだろう。

自分の表情(かお)を見たヒューズさんは少しだけ微笑ほほえみを見せながら


「やはり──年相応(こども)な所はあるのですね。少し安心しました。では、こちらです」

そっと──普段は出歩けないエリアに案内をし始めてくれた。

そしてシエルは目覚めて初めての世界を

その肉眼に捉えることになる

世界はどんな風に──シエルを迎えてくれるのだろうか

世界とは──どんな風景キセキなのだろうか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ