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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫高校編※【ギルドと恋とチョコレート戦争】

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『リンクス⑰』

────

『ふぅ──』

「お疲れ様です──シエル様」

公道を進んで行く終盤では式典会場付近に差し掛かると警備員たちが規制を敷いていて人だかりは途絶えていた。


「ナビちゃんは元気だねぇ」

「はい! ある程度は慣れましたから!」

「ナビ──もうファンの方は居ない」

「はぇ? あっ──」

リンの言葉に笑顔たっぷりで答えたナビにレイは冷静なツッコミを入れて、ナビは気付いたのか──慌てることは無かったが頬を赤く染め上げるのだった。


    *


「少し思った以上に厳かな雰囲気ですね──」

「少しだけ軍の雰囲気が感じる気もするな──」

「確かに、この空気は俺も分かるかも知れない」

魔力車から降りて──式典会場に入るとマリがポツリと呟いた言葉にバルとシュンが反応していた。


会場内は主要なメンバーが揃っているのか民衆派、女王派、反女王派──以前、シャドウ事件の際に見かけた人物たちがこぞって居る印象だった。


「さて、お前ら──俺の後に着いてこい……気を確かに持てよ」

そう言いつつ、式典会場の真ん中──中心部分へとイアンを先頭に自分達は進んで行く。

イアンの最後の気を確かに──の部分の意味は直ぐに分かった。

周囲の視線もあるが何よりも中継が取られているのか──ヒノモト全体へと映像は流れているようだった。


そして自分達はそんなプレッシャーもある中、中心部へと歩を進めるのだった。


    *


「────」

先頭のイアンはある程度──決められたラインまで進むと立ち止まって膝を落とす。

自分達もそれに倣って──各々決められたポジションに着いたら膝を折る。


「この度は──この偉大な日を迎えられて私たちは奇跡というモノがあるならばそれを感じ始めています」

自分達が膝を折ったタイミングで──代表になるのだろうか?

久しぶりに見た白拍子を来た女性が前に進み出て──このヒノモトの女王……ノーラさんのお言葉を読み上げるのだった。


それを自分達は読み上げが終わるまでの間──静かに耳を傾けるのだった。

coming soon

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