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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
リアル※real?※世界は”流転”する「すべては”選択”によって」

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『美しい世界⑤』

人はみにくくもあらそいあう

それもまた──美しさなのだろうか?

それとも変わらないみにくさか?

話をまとめてみた。


    *


魔力事件というのが世界に──もたらされた〝らしい〝

〝らしい〝というのは人類存続の激動げきどうの時代だった為、その頃の文献ぶんけん曖昧あいまいだからだという。


まず始まりは──俺自身も、うろおぼえで記憶きおくにある。

あの、父母ちちははくなってしまったさいにあった〝黒いうず〝が始まりだという。


黒い──何処(どこ)までも見通みとおせない”ただ分かりやすく、ブラックホールのようだ”とも言われてもいる。

しかし、ブラックホールはむものだが、あれはき出すたぐいのものだったらしい。


何処(どこ)からか”魔力”と、今は定義付ていぎづけられている物をき出しており、その影響えいきょうで”モンスター”と言われる存在そんざいみ出しているとも()われている。

例の〝白銀の龍〝も、そのさいに〝初めて〝確認かくにんされたようだ──という文献ぶんけんもあるらしい。


    *


世界は大パニックに(おちい)った。

それは簡単かんたん想像そうぞうくだろう。


世界に〝6つ〝発生はっせいしたと言われる〝黒いうず〝は世界をまたがるように発生はっせいしており、さらにそこで追加のモンスターの確認かくにん


始めの頃は──ただ、その存在そんざいは”異形いぎょうの者”と云われていた。

コミュニケーションを取ろうと近付ちかづく者も居たが、そのもろともわれたという事件じけん多発たはつしたらしい。


そして、その形態けいたいは世界の生態系せいたいけいをゆっくりと着実ちゃくじつに取り込んで模倣もほうし始めたともいう。

人間に近い姿形(すがたかたち)も居るらしいが”彼ら”とのコミュニケーション、または希望的な接触せっしょくは──魔力暴走といわれる事件が起きてから”100年”った今も無いらしい。


それだけで人類はそこまで減るのか? そう問い掛けたが……この次が問題らしかった。


    *


現在、世界のすべての人類は〝魔力に適合てきごう〝しているという。

それならば”適合てきごう出来なかった者たち”はどうしたのかと聞くと、彼ら彼女らは〝子孫しそんむことが出来なかった〝らしい。


結果、魔力暴走が起きてから(ゆる)やかに人類は衰退(すいたい)していき──そして”魔力を持つ者と持たざる者での争い”禁忌きんき禁断きんだんの実験の数々……それら淘汰(とうた)時代トキり”今がある”との事だった。


国も大きく変わってしまったらしい。

”国”というと聞こえは良いが防衛ぼうえいする拠点きょてんもしくは、その地域、人類の存続そんぞく範囲を〝国〝と呼び……機能きのうさせているらしい。


そしてここは、そのうちの1つ〝ヒノモト〝という場所ばしょになるとの事だった。

シエルは何を思ったのだろうか

ここはヒノモト

人類の存続した国

そして──淘汰とうたの果ての奇跡の場所

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