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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

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『学内対抗戦⑬』

You──beでは無いけれども

動画サイトもあることはある

魔力とネットワークの融合したサービスは

旧世界の時より活発なのだった

『ナビ──!』


「は、はい!」

ナビに手を差し伸べて、その手をナビが握り返したのを確認して一緒に出来る限り急ぎつつ、混雑を避けながら訓練施設へと向かう。


「シュン様たちは早いですね……!」

訓練施設に向かいながら、先に進んでいったシュン達の事を思ったのだろう、ナビの声が聞こえてくる。


(いや……多分、原因はナビを見て立ち止まる通行人が多くて、上手く進められな──)


『おっと……』

人に当たりそうになってしまった。


とりあえず、思考の海に没入しないように気を付けながら、ナビの事をエスコートしつつ訓練施設へと向かうのだった。


    *


「シエルー!」

「「シエルくんー!」」

3人の声が聞こえてくる、取り急ぎ控室まで運営スタッフさんに確認を取り向かっていたのだが、控室の前には3人が待っていた。


「シエル大丈夫か? もう試合らしい」

「ナビちゃんも大丈夫ー?」

シュンとリンの心配に自分とナビは頷いて答える。


「行きましょう!なんだか、本当に時間が差し迫ってるみたいです……!」

マリの声に皆で顔を見合わせて、試合への意気込みを高めつつ、そして会場へと向かうのだった。


    *


「ワァァー──!!」

自分たちが入場したら、結構な歓声が上がっていた。


『えっと……? どういうことだ?』


「多分、昨日のシエルくんの動画が魔力ネットワークに公開されてるのも影響してるのかも」

横に居るマリが呟いていた。


「すっごい、人気急上昇中なんだよ?」


「あぁ……、確かに俺も今朝、動画のHOTの所に上がってたな──」

リンとシュンが言っているのを横目にヒノモトでの人気の動画サイトを見てみる。


(…………)

結構な人気なのだろうか「噂のあの白銀の子が──」とタイトルまでしっかり付けており、試合の状況を投稿されていた。

コメント欄は推察と考察で溢れていた。


『これは……、中々だな。この試合も──?』


「どうだろうな?」

「私は撮ってる人は居ると思うよー!」

「運営方針的にはNGにはなってませんからね……」

シュン、リン、マリの言葉を聞きつつ、少しだけ肩が重くなるのを感じる。


「シエル様……カッコイイです!」

ナビはナビで自分が大規模魔法を斬り飛ばしているシーンを見ているみたいだった。


(まぁ──だが、コメント欄をよく見ると推察、考察以外にも結構な頻度でナビの事や、3人の事もカッコいい、可愛いとも書かれてるな)

とりあえず、流し読みをして──そっと可視化を解く。


『準備しよっか』

審判の目が試合の用意を催促しているものになって来ているのを感じて、皆に準備を促すと、各々頷きつつ準備を始めるのだった。

coming soon

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