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終わらない物語~白銀の始まり~(魔力事件……世界は終わりへと進むのか、又は歩み続けられるのか──ここから選択を始める僕の物語)  作者: 御伽ノRe:アル
≪ヒノモト≫中学編※その出会いは偶然?「もしくは必然?」

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『学内対抗戦⑤』

そして、始まるシエル達の学内対抗戦




「おー、なかなかやるねぇ!」


「ですね」

リンの言葉に頷きながら返事をするマリを横目に、自分も控室に設置されていた電光掲示板を見る。


「──!」

「────!」

画面には木剣と魔法が交錯している姿が映っている。


「まぁ、基本は押さえてる感じだな」


『そうなの?』


「あぁ、少なからず俺もだけれども。軍やギルドに関わってる者は幼少の頃から鍛錬を積んでるからな」

シュンはそう言いつつ、画面をじっくりと見ていた。


「大丈夫です、シエル様。シエル様はもっと動けるとナビが保証致します」


『あ、あぁ。ありがとう』


(まぁ、自分の場合はあらゆる戦術データが記憶に張り付いてるからな……)


そう、観戦していたら対戦が終わったらしい。


画面には最後は2人に囲まれ、背後を取られた相手の姿が映っており、膝から崩れ落ちていた。


「「「ワァァァァーー──────!!」」」


観客の歓声も中々のものだ、控室まで届いて来ていた。


「えっと、すみません。シエルさん、シュンさん───皆さま、次の戦いに入ります。ご用意をお願い致します」

外の歓声と時を同じく、控室にスタッフが現れるのだった。


ーーー


『さてと……』

横を見たら、木剣を構えてる仲間たちが。


目の前の方には初戦の相手が居た。


「支援致します、シエル様」

ナビも隣に来て、木剣をスイッと構えた。


「それでは両チームの準備も終わったので戦闘を開始致します。ご健闘を祈ります!では、始め!──」

審判の合図に合わせて、相手方のチームが一斉に動くのが見えた。


(マリとリンの方は2人か……)

マリは土魔法で1人の足元をすくい取り、リンはその相手に風魔法で一気に迫っているのが見えた。


(シュンは……)

シュンの方は無難にお互いに剣戟けんげきに入っていた。


「シエル様!」


『分かってる!』


「サポートします!」

ナビの合図で身体が軽くなるのを感じる。


(闇属性で俺自身の重力を緩和させた感じかな)


(さて、自分の方も────)


魔力を自身に通して強化をしつつ、目の前を見たら、相手方の2人が迫っており、剣尖けんせんが迫っているのが”ゆっくり”見えた。


一旦、相手の剣の間合いから外れるように少し後退する。

相手の目がその際に2人揃って、大きく驚いているのが見える。

だが、一度振るわれた木剣はその運動方向を変える事も出来ずに自分の前を剣先が通り過ぎていく。


『ここだ──!』


2人を一気に仕留めるように大きいが隙の無いように木剣を横一筋に振るう。

ダメ押しでシュンと同じく光属性も用いて、貫通性を持たせて光の刃を展開させる。


「うそだろ──」

「早くて見えなかっ──」

目の前で対戦相手の2人が沈んでいくのを確認する。


シュンとマリ、リンも状況を見てみたら、無事に倒しきっているようだった。


シュンのサムズアップを確認すると

「──────終了になります!勝者はシエル様のチームになります!」

審判の合図があり、その後に続いて、観客の歓声も沸き起こるのだった。


『よし、このまま後は昼と夕方の2回も勝ち抜けよう』


「おう」

「はい」

「そうだね!」

シュン、マリ、リンの言葉が続き、ナビは頷いて答えていた。


「とりあえず、控室に戻りましょう」

マリの言葉に合わせて、皆で次の戦いに備えつつ控室に戻るのだった。

coming soon

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