『学内対抗戦②』
学内対抗戦
ヒノモトではイベントが少ない
賭博エリアのはイベントとは言えない為
息抜きでも楽しめる、このイベントは出店や催し物もあり
良い息抜きにもなるイベントなのだった
「シエル・・様?」
目をこすりながら、起きたてのナビが声を掛けて来た。
『おはよう、ナビ』
「シエル様が・・」っと、ナビは言葉を零しながら、少し驚いた目をしていた。
(流石に緊張というか、早めに目覚めてしまった)
外は明るくなって来始めた頃だろう、薄っすらと明るい日差しが、窓から入り込んで来てるのだった。
その後、ナビと共に支度を手短にしていると”コンコン”とドアを叩く音がした。
ノックの後に「シエルー!入るぞー!」っとシュンが、その後にマリ、リンも「おはようございます」っと入って来た。
「シエルが早起きでしっかり支度してるなんて・・」
シュンもナビと同じように驚いていた。
「とりあえず、余裕を持って行きましょうか」
マリの一声を皮切りに、皆で学院エリアへと早めに向かうことにしたのだった。
ーーー
学院エリアのホームまで魔力車で来たのだが・・。
「わぁ・・、流石に人が多いねぇ!」
「そうですね、私の分かる範囲でも普段より2・・、いえ、2.5倍程の人は居そうに思います」
リンの反応に、ナビが補足して説明してくれたのだが、目の前にはまだ朝方だというのに、人が溢れていた。
「学内対抗戦に合わせて、出店や催し物もあるみたいだから、余り娯楽が無いから、仕方ない部分はあると思うのですけれどもね」
マリが人混みを上手く避けながら、この状況に至る予想を話してくれた。
「おーい!こっちだ!」
シュンが無事に訓練施設までの臨時で出てる、空いている魔力車を見つけられたのか、手を振っていた。
『ナビ、行こう』
「は、はい!」
少し人に揉まれそうになっている、ナビの手を繋いで引き寄せながら、シュンの下へ向かうことにする。
「あっ・・」
手を繋いだ時に頬を染めたナビが居たけれども、今更だろう。
リンとマリは慣れているのか、スルスルと進んでシュンの所に着いていたので、周囲に気を付けながら、でもナビの歩く速度に合わせて歩き出したのだった。
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