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18、レベルアップと今後の計画

 翌日の朝食後、俺はアーシュとアーディに、この世界へ跳ばされてから現在までの経緯を、【統率者】の能力も合わせてざっと話した。


「はあ……なんだかとんでもなく荒唐無稽な話に聞こえるけど……」

「です……」

「うん、まあ、すぐには信じられないだろうな」

「でも、あってもおかしくないかな。不死者になった高位の魔術師は世界の壁を越えるとかいう話だし」

「えっ、なにそれ?」

「昔、うちの店へ注文にきた若い貴族がそんな話をしてたの。そういうすごい魔術師になるのが夢だとかで」

「へー」


 世界の壁を越える、か。

 世界の壁ってなんだろう。


 物理的な壁があるわけじゃないだろうから、やっぱり異世界間を行き来するってことかな。

 実際、俺が異世界から来たわけだし、そういうことができる魔術師がいてもおかしくないか。


 そんなすごい魔術師に会ったら、絶対、友達になろう。

 間違っても敵になっちゃいけない。


 ま、それはともかく――。


「ということで、アーシュ、アーディ、俺の配下にならないか?」

「うん……別に配下になったからって、カズヤの命令には絶対逆らえないってことになるわけじゃないんでしょう?」


「もちろん。絶対服従だったらまるるに威嚇なんかさせないし、俺にモフられるのを拒否させないよ」

「うふふ、まるるちゃんはカズヤさんと遊ぶのが大好きなんですよー」

「だから何度もいってるけど、それ絶対違うからね」


 まるるはリーシャの膝の上でモフられて、喉をゴロゴロ鳴らしている。

 モフっているのはリーシャではなく、隣の椅子にすわっているアーディだった。


「まるんまるんのもふもふですー」

「まるるちゃんもアーディちゃんにモフってもらえて気持ちよさそうにしてます」

「あたしたちもモフるでちー」

「にゃー」

「でちっ!」


 妖精さんたちもまるるをモフろうとして、まるるにぺしっぺしっと叩かれ、コロコロと転がされる。

 いつもの光景だ。


「別に奴隷になるわけじゃないし、嫌なら心の中で拒否すれば、俺の意思に関係なく解除できるよ。俺としては配下になってくれた方が、技能を【共有】できて便利なんだけど」

「うん、わかった。配下になるわ」

「別に嫌だったらいいんだぞ」

「嫌じゃないわ。ていうか、最初から断るつもりなんかなかったし」

「そうか。それじゃ早速……」


 といった直後、脳裡に、


『アーシュ・ディティヤを配下にしますか?』

(『カズヤ・ユキミヤの配下になりますか?』)


「する」

「はい」


 俺とアーシュは同時にいった。


『アーシュ・ディティヤが配下になりました』

(『カズヤ・ユキミヤの配下になりました』)


「……なにも変わらないわね。魔力が流れるのを感じるかと思ったんだけど」

「お姉ちゃん、はいかになったです? じゃあ、アーディもなるですー!」

「ん」


『アーディ・ディティヤを配下にしますか?』

(『カズヤ・ユキミヤの配下になりますか?』)


「する」

「なるですー!」

「「「「「「「「「「なるでち!」」」」」」」」」」

「きゅっ」

「ブフー!」


「いや、きみたちはもう配下になってるからね」


『アーディ・ディティヤが配下になりました』

(『カズヤ・ユキミヤの配下になりました』)


「はいかになったですー」


 アーディが喜ぶと同時に、俺の脳裏に新たなメッセージが響いた。


『統率者及び称号付属能力がレベルアップしました』


お、ついにきたか!


「統率者と称号付属能力がレベルアップしたぞ!」

「凄いです! おめでとうございます!」

「おめでとう」

「おめでとですー!」

「「「「「「「「「「でち!」」」」」」」」」」

「きゅっ」


「皆、ありがとな」


早速ステータスを見てみよう。


     *

名前:雪宮和也

種族:人間

主属性:闇

従属性:

称号:統率者*

称号付属能力:配下Lv.2 契約Lv.2 共有Lv.2 共感Lv.2 伝心Lv.2

技能:診察Lv.3 治療Lv.3 収納Lv.2 「生活Lv.1」 剣術Lv.1 刀術Lv.1 モフLv.1

*共有能力:隠密Lv.1

     *


「なにか新しいことができるようになったんですか?」

「技能をふたつ【共有】できるようになった」

「すごいじゃないですか!」

「うん、それに【共感】と【伝心】もレベルアップしてるから、もう少し詳しいやりとりができるようになったんじゃないかな」

「昨日レベルアップしてたら、ゴブリンさんたちも【剛力】か【隠密】かで悩まずに済みましたね」

「次、来た時にでも持たせてやろう。それじゃアーシュとアーディを【診察】してみるか」


     *

名前:アーシュ・ディティヤ

種族:人間

主属性:光

従属性:火

技能:裁縫Lv.2 騎乗Lv.1

*雪宮和也の配下

     *


     *

名前:アーディ・ディティヤ

種族:人間

主属性:闇

従属性:地 水

技能:裁縫Lv.1 飼育Lv.1

*雪宮和也の配下

     *


「うん、ちゃんと配下になってるな。次はどの技能を【共有】するかだけど……」

「なにがお薦めなの?」

「とりあえずふたりには生活術を持ってもらおうと思う。なにかと便利だからな」

「私もほしいです」

「ああ、もちろんリーシャにもな。あとは……」


 俺は試しに【診察】や【治療】【収納】を【共有】させようとしたが、やはり駄目だった。


「普通に【剛力】か【隠密】がいいかな」

「他になにがあるの?」

「俺の【剣術】【刀術】、リーシャの【召喚】だな。【召喚】を【共有】できるか、ちょっと試してみよう」


 試してみたが、ふたりとも駄目だった。


「うーん、無理っぽいな。技能によって条件があるみたいだから、俺やリーシャが【共有】できて他のひとは無理だったり、その逆もあったりするんだろう」

「ふーん、まあ、私が剣術とか召喚術を使えても役に立ちそうにないし、今のところは生活術だけで充分だと思う」

「そうだな。けど、一応【剛力】も持っておいてくれ。アーディには【生活】と【隠密】を【共有】してもらおうかな」


 俺は【生活】をふたりに、残りのひとつは【隠密】をアーディ、【剛力】をアーシュに【共有】してもらった。

 リーシャは【生活】と【隠密】。

 俺は【隠密】に【剛力】を加えた。


「ふたりとも試しに生活術を使ってみてくれ。まずは【灯火】から」

「「【灯火】」」


 ふたりの目の前に小さな光の球があらわれた。


「すごーい、お姉ちゃん、アーディも魔術が使えたですー!」

「うん……ホントにすごい。あたしが魔術を使えるようになるなんて……」


 続いて【湧水】【浄化】を試してもらった。


「アーディ、【灯火】を使う時は気をつけなきゃ駄目よ。間違えて火事にでもなったりしたら大変だから」

「うん、わかったです!」


「あ、これいわなきゃいけなかった。アーディがこの森で安全に暮らしていけるように、アーディ専属の用心棒をつけようと思ってるんだ」

「用心棒?」


 俺は頷き、


「ぷるるん」

「きゅっ」


 ぷるるんはうにゅーっ、と伸びてふたつに分かれた。

 一方がうにゅにゅとアーディの足元へ這い寄っていく。


 アーディが抱き上げた。


「このスライムにアーディを守ってもらう」

「スライムさんにですー?」

「十匹分、合体してもらってる。名前はぷるりん!」

「きゅっ!」


 名付けると、そのスライムの全身が一瞬、闇に覆われたように見えた。

【診察】した。


     *

名前:ぷるりん

種族:魔物・森スライム

主属性:闇

従属性:水

技能:酸弾Lv.1 狂乱Lv.1 擬態Lv.1

*雪宮和也の配下

     *


 お、ちゃんと名前がついてる。

 前は*ぷるるんだったもんな。

 共有能力が外れてるから【隠密】をつけておこう。


「ぷるりんちゃん?」

「きゅっ」

「ぷるるんちゃんとは違うです?」

「名付けたことで完全に違う個体になったらしい。これからはぷるりんがいつも一緒にいてアーディを守ってくれるよ」

「ホントですー!?」

「きゅうっ」

「うれしーです、ぷるりんちゃん、よろしくです!」

「きゅっ、きゅーっ」


「アーディちゃん、あたしたちも守るでち」

「襲ってくる魔物さんがいたら、トペ・コンヒーロで泣かしてやるでち」

「いいなあ……スライム……」


 アーシュがぷるりんを抱える妹を見て、ボソッと呟いた。


「ん? なにかいった?」

「い、いえ、なにも……」


「アーディちゃん、ぷるりんちゃんも一緒に遊ぶでち!」

「あっちでペッシとブチャラティごっこやるでち」

「うん! お姉ちゃん、行ってもいいです?」


 アーシュはちらっと俺を見た。

 俺は頷いた。


「いいわよ。気をつけてね」

「はーい! 妖精さん、ぷるりんちゃん、行こ!」

「「「「「「「「「「でち!」」」」」」」」」」

「きゅっ」


 アーディはだだーっと走って、一気に妖精さんたちを追い抜いた。


「あ、アーディちゃん、待ってくださいでち!」

「速すぎでち」

「アベベ・ビキラみたいでち」


 妖精さんたちがトテテテーッと追いかけていく。


「私が傍についていますね」

「うん、まかせた」


 リーシャがまるるを抱きかかえながら、アーディと妖精さんたちを追って小走りに駆けて行く。

 なんとも平和で微笑ましい光景だ。


(それにしても、なぜにアベベ……)


 今、例えに使うなら、ウサイン・ボルトだろう。

 妖精さんのセンスはつくづく謎が多い。


     *


「あの……どうしても訊きたいことがあったんだけど」

「なんだ?」

「将来の展望みたいなものはあるの? ずっとこの洞窟に住み続けるつもりはないんでしょ?」


「もちろんだよ。いずれ、どこか良い場所を見つけて移住しようと思ってる。移住とまではいかなくても、いざという時、たとえば魔物の群れが襲ってきたとか、大規模な火事になったとかいう場合に、安心して隠れられる避難所も見つけたい。

 でも探すとなると、リーシャや妖精さんたちと離れなきゃならないし、俺自身も強い魔物に襲われたら簡単にやられてしまうからなあ。いろいろと難しいんだ」


「ゴブリンみたいに弱い魔物ばかりじゃないものね」

「だから、今は地道に仲間を増やしてるんだ」

「仲間を増やしてどうするの?」

「妖精さんとリーシャやアーディのような闇属性の人間、それにぷるるんやクモスケ、カブトンみたいに仲良くなった魔物も一緒に、皆が安心して暮らせる国を造る」

「国を!? はあ……これまた壮大な話ねぇ……」


「そのためにも信頼できるたくさんの仲間が必要だし、金も必要だ」

「お金?」

「今ある武器は剣だけだし、食料もいずれは尽きる。森で採れるものだけでも生きていけるけど、やっぱり手に入れる手段は多い方がいい」

「どうやってお金を稼ぐの? 街に入れないんじゃ仕事はできないし、私の稼ぎじゃ食料をいくらか援助するくらいがせいぜいだわ」


「あまりアーシュに負担をかけたくないから、そんなに気にしないでくれ。どうしても必要な時は相談するから」

「でも、妹が世話になるんだし、毎月、いくらか用立てるつもりよ」

「その必要はないよ……といいたいところだけど、少しだけ頼みたいことがある」

「なんでもいってちょうだい」


「妖精さんの服を作りたいから、生地を買ってきてくれないかな?」

「妖精さんの服!? 妖精さんが服を着るの?」

「うん。やっぱり裸のままってのは変だろ?」

「うーん……いわれてみれば変……かな?」

「妖精さんが服を着るのって、そんなに違和感ある?」

「違和感っていうか、裸でいるのが自然だから」

「でも、俺は違和感があるんだよなあ。それに、服を着たら妖精さんがもっと可愛くなるんじゃないかと思うんだ」


 そういうと、アーシュの目がキラーンと光った。


「妖精さんがもっと可愛く?」

「う、うん。そう思わないか?」

「…………思う。わかった。あたしが妖精さんのために、最高に可愛い服を作るわ!」

「あ、それなんだけど、妖精さんの服はアーディに作ってもらいたいと思ってるんだ」

「アーディに!?」


「アーディは【裁縫Lv.1】を持ってるんだ。だから、妖精さんたちの服も作れるだろ?」

「アーディが……いつの間に……」

「それに、アーディも仕事があった方が、肩身の狭い思いをしなくてもすむんじゃないかな? 自分も皆の役に立ってるって思えたら、誰だって嬉しいものだし」


「そこまで考えてくれてたんだ……」

「あ、いや、そんなに深く考えてたわけじゃないんだけど」

「カズヤ、ありがとう」

「いやいや、ホント、礼とかいいから。とにかくそういうわけで、アーシュに生地を買ってきてもらいたいんだ」


「それくらい全然、問題ないわ。妖精さんたちは小さいから少しで済むし。カズヤとリーシャの分も必要じゃない? そっちはあたしに作らせて。せっかく仕立て屋に勤めてるんだし」

「そういってもらえると、すごく助かるよ」

「で、お金はどうやって稼ぐつもりなの?」


「それなんだけど……アーシュは冒険者ギルドについてどれくらい知ってる?」

「どれくらいっていわれても……私は冒険者ギルドに行ったことないし、冒険者の知り合いもいないから、なにもわからないわ」

「冒険者について詳しい友人はいないのか?」

「いないけど、調べるくらいならできると思う。私が勤めてた店のお客さんの中に冒険者が何人もいるし」


「それじゃ悪いけど、調べてもらえるか?」

「いいけど、どうして冒険者ギルドについて知りたいの?」

「今の俺たちが金を稼ぐには、冒険者ギルドに入るくらいしかないみたいだからな。もっとも、そのためにはアーシュの協力が必要なんだけど」


 俺は以前から考えていた。


『赤風』と商人たちは、依頼を受けてスライムの体液を採集しに行ったといっていた。

 その依頼は商人が直接『赤風』に出したようだから、冒険者ギルドは関係ない。

 だが、同様の依頼は冒険者ギルドでも当然受けられるはずだ。


 スライムの体液の採集は無理でも『スライム退治』なら、ぷるるんたちに合体してもらえば可能だ。

 薬草の採集なら、妖精さんに協力してもらえばいい。

 そういう簡単な依頼ならこなせるだろうと思ったのだ。


 ただ、街を出入りできる者でないと、冒険者ギルドに入会して依頼を受けることはできない。


「だから、アーシュには冒険者になって、簡単な依頼を受けてきてほしいんだ。そのためには冒険者ギルドに入会する必要がある。たぶん試験かなにかあると思うし、他にもいろいろと知っておかなきゃいけないことがあるだろうから、それを調べてほしい。もちろん、嫌なら断ってくれてもいい。どうしてもってわけじゃないから」


「問題ないわ。ううん、むしろやらせてほしいくらいよ。それくらいできなきゃ、アーディを助けてもらった恩は返せそうにないもの」

「そういってもらえるとマジで助かるよ。あ、でも恩を返さなきゃとか考えなくてもいいからな。変に気負われたら逆に困るし」


「じゃあ、気負わないようにさりげなく恩を返さなきゃって思うようにする」

「なんかよくわからんけど、とにかく軽く考えてくれたらそれでいいよ」

「でも、試験とかなにか条件があるんだったら、私じゃ入会させてもらえないと思うんだけど」

「それは後で考えよう。とにかく今は街へ行って、冒険者ギルドについて調べてきてくれ」


「わかった。いつ行けばいいの?」

「また仕立て屋の仕事に戻るんだろ? その時でいいよ」

「それじゃ昼過ぎにここを出るわ」

「え、もう?」

「うん。アーディはここにいれば安心だし、仕事もそんなに休むわけにはいかないから」


「そっか。配下のままでいられたら、俺を介してだけど【伝心】でいつでも連絡を取りあえるんだけどなあ」

「配下でいたら駄目なの? 私は光属性のままだから、配下でも問題ないと思うんだけど」

「どうだろうなあ。大丈夫かもしれないけど、なにせ闇属性の人間の能力だからな。ばれた時が怖すぎるよ。ほんの少しでも危険は冒したくないんだ」


「たしかに……いつ鑑定されるかわからないものね」

「俺とリーシャ、アーディだけじゃなくて、ぷるるんやクモスケたちも全員、まとめて街か街の近くで暮らして、好きな時に出入りできれば最高なんだけどな」

「そ、それは光属性でも無理かも」

「うん……けど、皆が安心して暮らせる国を造るためにも、まずは冒険者ギルド入会だ」

「まあ、とりあえず私にまかせて。できるだけ早く調べて帰ってくるから」

「うん、ホント助かるよ」


     *


 昼食後、アーシュはバルドワールへと発った。

 村の近くまではルドルフに乗っていくことになった。


(ルドルフを他人に見られたらまずいかもしれないんだけど)


 元は『赤風』と商人、護衛のスーラのうちの誰かが乗っていた馬だ。

 ルドルフがそれだと気づかれたら面倒なことになる。


 とはいえルドルフに乗らないと、バルドワールまで行くのに一日以上かかってしまう。

 出発前、ルドルフは商人や『赤風』たちが怪しんで近づいてきたら暴れてやるから安心しろ、というようなことをイメージで伝えてきたが、それでも心配だ。


 やはり早急に新しい馬を買おう。

 そのためにも金を稼がなくては。


「大丈夫ですよ、カズヤさん。今回はアーシュさんに全部おまかせしましょう」


 リーシャが心配する俺を安心させるようにいった。


「うん、もう間に合わないしな」

「カズヤ、大丈夫でち。アーシュちゃんなら必ずザーボンさんを倒してくれるでち」

「そしたら皆でお祝いするでち!」

「あ、はい、そうですね」



――――――とにかく今はうまくいくことを祈ろう。

補足1:治療術と薬について


この世界では怪我や病気のすべてに、カルマが絡んできます。

ですので、どんな高レベルの治療術や薬でも、軽度の風邪や小さな切り傷すら治すことができないこともあれば、不治の病を完治させたり、切り離された手足を一瞬で元通りに治すことができる場合もあります。


アーシュとアーディの両親が流行り病で亡くなったのは、カルマゆえに薬が効かなかった結果です。

こういうことは珍しくありません。


この世界における怪我と病気に対する人々の認識は、こちらの世界とほぼ同じです。

治ったり治らなかったり、時には死に至る場合もあります。

それが運命であり、カルマでもあります。


ただし、闇属性の存在に負わされた怪我・病気は別です。

たとえそれが魔術によるものであっても、剣や拳、爪などの物理的攻撃であっても、カルマの法則は適用されず、治療術や薬が最大限の効果を発揮します。


長くなり過ぎましたので、次回に続きます。

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