【転載】私が「ノベプラは合わない」と思った理由【私見付き】
昨年十一月、小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で起きた、とある騒動の発端となったエッセイを、著者あんばー様の許可を得て転載&私見を残しておこうと思います。
-------以下転載です-------
『私が「ノベプラは合わない」と思った理由』
あんばーです。
ノベルアッププラス(以下ノベプラ)では「あなたの小説読ませてください」を書いている者です。
今日はおそらく、ノベプラを利用されている皆様には不愉快な話を投稿します。その点ご了承の上、読み進めていただければと思います。
まず、なぜ私が「ノベプラは合わない」と思ったのか。
最初にその思いが生まれたのは、第一回ノベプラ大賞の第一次、第二次選考結果を読んだときだったと思います。これでも読み専として、また「あなたの小説読ませてください」で多数の小説を読ませていただいている身として、「これは間違いなく面白い」、「これはどう読んでも無理」と思った作品は、両者ともそれなりにあります。もちろん、私個人の好みも相応にあるでしょう。しかし、私は「あなたの小説読ませてください」において、できるかぎり公正にそれは読んできたつもりです。
だからこそ、「どうしてあの作品が残っているのか?」、「どうしてあの作品が残らなかったのか?」、と思ったのです。しばし悩んだ末、その答えとしては、「ノベプラと私の面白いの基準が異なるのだろう」、それが合わないと思った第一の理由です。この程度ならただの個人の趣味嗜好、よくある話ですので、スルーできました。
ここまでの話で、「嫌ならノベプラを去ればいい」と思った方。それは正しい言い分でしょう、間違いありません。しかし、それは同時に、ノベプラ利用者程度であれば言っていい言葉です。
次に、「あなたの小説読ませてください」において、私は自薦他薦問わず約140作品ほど読んできたわけですが、昨日正午に発表された「秋の読書祭」をやっていた期間中も、本当にたくさんの作品、エピソードを読んできました。にもかかわらず、私はかすりもしなかったわけです。「はあ?何言ってんだこいつ」とお思いでしょうが、文字数換算すれば一日文庫本二冊は読んできました。もちろん人間ですので、生活もありますし、毎日そのペースとは行きません。感想も書きますし一日二作品が限度でしたが、それなりに読書した部類に入るでしょう。
それだけに、落胆は大きかったのです。しかも途中で実装された応援レビューも審査の対象に入る?そんなこと、今までノベプラ運営は一言も言っていなかったですよね?
明らかにカク○ムの読者選考並に、人気作者のレビューへポイントが集まる仕組みのあのレビュー。それも考慮していたのですか。ああ、私が知らなかっただけですか?だったら納得ですね。
これも合わないと思った理由ですね、第二の理由です。
最後に、厳密にはノベプラ外ですが、公式Twitterのあり方が合わないと感じたことが、第三の理由です。FFの少ない作者さんにとっては公式のRTは有り難いですし、不具合時の対応(ノベプラ内から問い合わせしろという旨のお答えでしたが)も素早く、今までお世話になったと感謝しています。
とはいえ、悪ふざけにも近いRT、FF解除してミュートにしても流れてくるツイート、公正であるべきはずの公式運営が特定の絡みのフォロワーへ悪ノリをする態度、これはもう度を超しているとしか思えなくなりました。
なので、「嫌なら見るな」の言葉の通り、私はTwitterをやめようと思います。ノベプラも年内に退会します。まだ「あなたの小説読ませてください」で感想文を待たれている作者さんがおられるので、そちらはもう少し続けます。もし「もう書かなくていいよ」と言われれば、その時点でやめます。それは後日「あなたの小説読ませてください」内でお知らせを出します。
以上が、私がノベプラは合わないと思った理由、三点です。
合う合わないは個人の勝手、であれば合わない以上はやめるべきです。
だったら黙って退会しろ、まあそう思われる方もいらっしゃるでしょう。未練たらしくエッセイにする必要はない、さっさと去れ、そうおっしゃりたい気持ちも分かります。
しかし、それでいいのですか?
営利目的の企業が主催する無料投稿サイトだから、何をしようとその運営の勝手、金も落とさないたかが一利用者が減ったところで何ら痛痒はない、確かにその通りです。
そのたかが一利用者の私からすれば、常日頃、小説に対する批判を受け入れない方々と同じ主張のように思えてなりません。
別にノベプラ運営を動かそうと考えているわけではありません。ただ、こういう思いを持って去っていった利用者もいる、ということを書いておきたかっただけのことです。
いかがでしょうか。不愉快に感じましたか?きっとそれは正しい反応です。
最後まで読み進めてくださり、ありがとうございました。
-----転載終わり-----
さて、ここから私の意見を少々付け足しておきます。
まず、私はこのあんばー様の意見に肯定も否定もしていません。ただ、ノベルアッププラスではこんな騒動があったということを残しておきたいと思ったから、転載の許可をいただきました。
昨年十二月一日にあんばー様がノベルアッププラスを退会されて以降、このエッセイは当然削除されていました。以来、この騒動は鳴りを潜めていました。しかしながら、『あなたの小説読ませてください』という企画で153もの小説を読み、他人の小説へ指摘なり感想なりを残してきていた人に、ノベルアッププラス利用者は何も思わないのでしょうか。
加えて、その後の第一回ノベプラ大賞辞退事件もありました。ノベルアッププラス運営の危機管理能力のなさが知れ渡るとともに、このエッセイは注目されていたことは事実です。
なら、ノベルアッププラスではこんなことがあった、という歴史の一部をどこかに残しておいてもいいのではないか。私はそう考えました。そういうわけで、あんばー様と直接交渉して、転載の許可をいただいた次第です。
ここまで来れば、あくまで記録として残しておく、それ以上の意味はありません。
できることなら、二度とこのような事態が起きないことを願うばかりです。
2/13追記
転載されたエッセイならびに本稿に対する感想は、転載されたエッセイ著者あんばー様も見られる環境にありますので、ご意見等ございましたら感想欄へ書き込んでください。
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