束縛する私の彼氏。
私の名前は 『伊藤 みおり』22歳、スーパーの食品売り場で働いている。
彼の名前は 『神田 俊貴』24歳、フリーターでバンドマン。
私と彼が知り合ったのは、、、?
女友達に誘われて行った、ライブハウスで彼らが歌っているのを見た
事からはじまる...。
元々、私の女友達は、ライブハウスでいろんなバンドを見るのが好きで
そこに私を誘ってくれたんだけど、、、!
『ねえ? みおりは、バンドとか? 見るの初めてなんだよね、、、!
凄くカッコイイよ~! きっと、みおりもハマると思うな~!』
『えぇ!? そうかな、、、?』
『1度、わたしと見に行かない、、、? 凄くイイよ!』
『うん。』
▼
私は軽い気持ちで、その子と一緒に見に行った、、、!
・・・聞けば?
その子は、バンドの男の子と付き合っているとかで、、、。
凄くそのバンドマンの彼は、優しいと言っていた。
カッコイイし! 優しいのなら、、、バンドしている男性がいいな~!
・・・ふと、そんな風に私は思ってしまった、、、!
*
それからライブが終わると、、、?
私が見に行ったバンドのボーカルの男の子を紹介されて、、、。
彼と私は付き合う事になったのだけど、、、?
まさか!? こんなにも、、、!?
【束縛する男】だとは、、、あの時、私は少しも気づかなかった、、、!!!
初めて見た彼は、、、?
凄くキラキラしていて、物凄くカッコ良かったから、、、!
顔も彼の歌声も可愛らしいイケメンで、優しく私に接してくれたから、、、。
私は、ほろっと! 一瞬で彼に心を奪われてしまった、、、!
それが! 大きな間違いだと後で気づく事になる、、、。
私と付き合いたての彼は、凄く優しかったのに、、、!
『ねえ? みおりちゃん、どこに行きたい、、、?』
『えぇ!? ・・・俊貴クンは、何処に行きたいの、、、?』
『みおりちゃんのお家がいいな~!』
『えぇ!? ・・・まだ駄目だよ~!』
『嘘に決まってるじゃーん! お腹空いたからさ~ ご飯でも食べに行かない?』
『うん。』
*
付き合って、3ヶ月後、、、。
『今から、みおりの家に行っていい、、、?』
『えぇ!? なんで?』
『いいじゃん! それとも、なんか? 俺に隠したい事でもあんの、、、?』
『・・・それ? どういう意味、、、?』
『男でもいるのかなって、 思ったんだけど...。』
『はぁ!? それなに?』
『ごめんごめん、疑ってる訳じゃないんだ! 取り敢えず、みおりの
家に行くね、、、!』
『・・・・・・』
※
付き合って、半年後、、、。
『昨日? 電話したのに、、、誰といたの?』
『えぇ!? 女友達と電話してただけなんだけど、、、? ごめんね!』
『俺の知ってる子、、、?』
『あぁ、俊貴の知らない女の子かも、、、!?』
『何? 俺の知らない男と話してたのかよ!』
『えぇ!? なんで? そうなるの、、、? 女友達って今、言ったじゃん!』
『いや? 男だろう! 間違いないよ!』
『だから? 違うって! そう言ってるでしょ!』
『じゃ、証明しろよ!』
『はぁ!?』
『証明できないなら、、、? 何処で誰と何してたか? ちゃんと俺に説明しろ!』
『それ? 本気で言ってんの、、、?』
『当たり前だろ! じゃ、約束だからな!』
『そんなの、守れる訳ないじゃん!!!』
▽
こうして! 俊貴が【私を束縛】する事が始まった...。
『今日は、1日何してたか、、、? 俺に説明して、、、!』
『今日は、、、朝から女友達のさゆりちゃんと会って、いろいろ話をした後
お互い仕事に行く時間になったから、そこでバイバイして仕事場へ行って!
それで、仕事が終わった後は、スーパーに寄って晩御飯の食材を買って家に
帰ったら、家の事を一通りしてから晩ご飯を作って、、、。』
『ふーん、そうか! 分かった! じゃあ、また明日な!』
『・・・ううん、』
こんなLINEのやり取りばかりが、毎日続いていった、、、!
・・・でも私の事を束縛するクセに、、、俊貴に私と同じ事を聞くと、、、?
決まって! こう言う、、、!
『俺は、いいんだよ! みおりの事が心配だから!!!』
『なんで? 私だけ、、、!?』
『だって! お前は、俺の彼女だろ!』
『・・・・・・』
*
結局、私は、、、?
俊貴と2年半も付き合ったのだけど、、、?
その間、私はずっと俊貴に束縛され続けた、、、!
私は、何処かで、、、。
俊貴が私を束縛するという事は、、、? 【愛されている】と思っていた
のかもしれない、、、!
でも、、、?
これは! 俊貴と別れた後、女友達に聞かされた話なんだけど、、、。
私と会っていない時間は、、、?
別の女の子と遊びまわってたとか、、、?
当たり前のように、“浮気や女遊び”は、しょっちゅうだったらしい。
こんな事なら、、、!
私の2年半を返してほしい、、、!!!
無駄な、時間だったのか、、、?
『もう、束縛男なんて! 懲り懲りだ!』
最後までお読みいただきありがとうございます。