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魔王を殺せ!!!!!!!!!!

 Gatagata


  水面が揺れている。

 いや、コップの中の水が震えている。


  Gatatttaーー


「……くに中を揺らす…大気の振動…。

 よもやまおうの…!!」


 ーーG G G a シャン…!!

 騎士ナイトの絵画が壁から落ちた。

 そこは、城の一室。

 ナイトの控え室。


 此度の平和調印に辺り、『魔王の護衛』という任を受け、外国ミヤコのソトからからやって来た男ーー人間界随一の剣士、アデルバーンの部屋だ。


 今、城内は魔王が窓から飛び出して逃げてしまったとあって大騒ぎだ。

 最低限の警備を残し、動ける者たちは皆街へ魔王探しに出かけた始末。

 もしや城に戻ってくるのではないかと、人気のすっかり少なくなった城内で待つことにした

 アデルバーンの選択は間違えていたということだ。


「アデルバーン様…!!ーー」


 龍の悲鳴が鳴り止んだ頃、室内に人が駆け込んで来た。


「ーーどうやら探しびとは城内にはいないようです!!」

「…………声は街から聞こえたな…」


 息も絶え絶えに駆け込んで来た若い男に、

 アデルバーンは静かに応じた。


 彼は唇を固く結び、

 窓枠へと手を掛けると


「アデルバーン、すぐに向かう!!」 「あ、アデルバーン様…何を!!」


 そのまま何の躊躇ちゅうちょもなく、外へと飛び出した。

  絶句するは、城仕えの若い男。

  若い男は、恐る恐るアデルバーンを飛び降りた窓 を覗き込んだ。


  「ここは高さ50メトルはあるんだぞ……。

  勇敢な自殺をしとる場合か……。

  ……って生きてるよ…!!

  風のような目にも留まらぬ速さで、声のした方角へ一目散に走り出してるよ!!!スゲえ…!!」


 若い男は、目をキラキラと輝かせたーー。


 遥か50メトル下に飛び降りることの出来る脚力!!!

 魔王の警備という使命に準じ、即座に行動するたくましさ!!!

 自分もいつか、あれほどではなくとも強い人間になりたい……。


 そんな衝動が、のたうち回る蛇のようなたけりが、男の身体を貫いた。

 男は、熱く拳を握りしめる。


「……あ、あれが世界に名だたる大剣士…。

 一国の軍隊とも渡り合うという武人アデルバーンその人か……。

 …………お、おれはそんなすごい人と生で喋れたんだ…、おれもいずれ……やるぞ!!!

  何者かになってやるんだ、うおおおおおおおお!!!!!!!」


 男は叫んだ。

 身体をくの字にして、絶叫した。

 それは決して龍の叫びのように、街や大気を震わせることはなかったが、一応誰かの耳には届いたようで、背後から先輩衛士に「うるせえ」と小突かれてしまった。


 そして、その頃

 大剣士アデルバーンは、己が妄念の為、魔王と弥助の待つ路地裏へとひっ迫していた。


 その手に

 いつ何人をも斬るという強い想いで刀を握りしめて、

 彼の2本の足は地を蹴り続ける。


「今、任のとき!!!

 誰よりも速く魔王の元へせ参じよう!!!」


 そう声だかに叫ぶは、アデルバーン。

 彼のスピードたるや

 アデルバーンが横切った事すら人々が気付かぬほどで、若い衛士が憧れを抱くのも無理のないことだった。

 



【3撃目、アデルバーン伝説サーガ








ーーーーーーーーー


大剣客アデルバーン


アデルバーンは牛乳が大好きらしい。

各地でミルクを飲む彼の姿は目撃されている。

だkら身体が丈夫。

高いところからも飛び降りられる…!!

さぁ、君も明日から牛乳を飲mow


ちなみに……。

浪人剣士弥助も牛丼は結構好きらしい。

そしてなにより赤い唇のギャルの顔は超かわいい。


ここだけの話だが。。

彼女はとんでもない大酒喰らいだと、空の財布を握りしめ、涙ながらに証言する男たちも少なくはない……。




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