第4話
すいませんリアルで途中まで書いた下書きの入ったスマホ落として遅くなりました。(>人<;)
アラームが鳴っている、寝ぼけながら枕元のパネルに触れスヌーズを切る。
服を着替え、キッチンへ行き、朝なので軽めのものを中心に料理を作る。
昨日のことで色々思うことはあるが、寝たことにより気持ちは落ち着いているので気にしないようにしながら作業する。
しばらくすると、階段を降りてくる足音が聞こえてくる。
「あら、ルナちゃん料理作れたの?」
「ええ、ルディは作れはしますけど色々と雑でしたから…。」
「そうねー、何でもできますって顔して家事は必要最低限って感じだし。」
「…部屋が腐海とかしてるのには戦慄しました…。私を拾った時はある程度大丈夫だったんですけど、私が生活に慣れて行くにつれどんどん…。」
その時のことを思い出すと今でも少し、顔をしかめてしまう。
洗濯はしてあるが、収納スペースがあるのにもかかわらず一切仕舞うつもりがないので山となって行くさま…。
「あはははは、外面だけだもんね。」
「そうですよ。の癖してご近所さんにはあんなイケメンがお父さんで羨ましいねえって。」
とりとめもない話をしながらご飯を作り終わり、食べ始めてからしばらく経ってから、
「そうそう標準時で2時すぎたら軌道エレベーターに行くからそれまでに持ってきた荷物まとめておいてね。」
「わ、かりました。ルディは…どうするんですか?」
「そうそうくたばっちゃいないさ。暫くしたらまたひょっこり顔出すだろうし大して気にしなくていいよ。」
その口ぶりには、はっきりとした信頼が感じられ少しもやっとくるものがあったが、よく分からず。
ご飯は食べ終わっていたので、すぐに出かける準備を始めた。
そうして荷物をまとめ終わってのんびりしていると、アゼリアさんが来て、
「ルナちゃん、この星出るまででいいからこのコンタクト付けておいて。」
と言って、青のカラーコンタクトを渡してきた。
金眼だと追われるのは分かってはいるので黙って頷くとコンタクトを受け取り、つけに行った。
「さあて、少し遠いからフライバイク(ボードとは違ってしっかり浮いている)使って行くからね!」
そう言って荷物を背負った私を後ろに乗せ軌道エレベーターに向かって走り出した。
過ぎ去る風景を眺めると、ふと気になることがった。
軌道エレベーター直下の駅について何やら作業をするアゼリアさんに、
「何で、ブラスターだけじゃなくブレード持った人がいるんですか?」
と聞いて見ると、
「ああ、そうかルナちゃんは航宙者を見るのは初めてだったか。」
「放浪者?」
「そう、無限の旅路を彷徨う者たち。未知への好奇心が尽きぬ限り永遠に続く航路を行く者。果てなき世界へ飛び行く者たち。それらを総称して航宙者と呼ぶのよ。」
そう聞くと、とてもかっこよく聞こえる!
「まあ、そうゆうものではあるけれど、失敗したりして酒場で管を巻いてる奴もいるからそんな夢のある者っていうわけでもないんだけどね。」
「…それ言わないでくださいよ、結構興奮したのにー。」
「はっはっは、現実はそんなもんさ。まあでもみんながみんなそうゆうもんでもないから期待しても大丈夫だと思うよ。」
そういって荷物を背負って歩き出したアゼリアさんに慌ててついて行く。
しばらく歩いていると、お酒の匂いとともに喧騒が聞こえて来た。
「さーてやっこさんいるかねえ。」
そう言って、アゼリアさんは酒場の中に入っていった。