幕間 人物紹介01
006話時点の人物紹介です。登場してない人もいるけど。情報は02以降、更に追加されていきます。
●ヨータ・クライス
地球名は倉石陽太。日本の高校生。引き籠り気味で色白痩身。年齢の割には幼く見られる……どころか、下手するとハスキーボイスの女の子くらいにしか見られない。年の離れた姉がおり、年齢の割には女性に免疫がある。その姉に、彼女のお下がりでよく女装させられていたのが第一のトラウマ。また、姉に唆されてユーチュ〇ブに実況プレイ動画を上げたことがあり、そこで女子に間違われたことが第二のトラウマ。
幼少からTVゲームをプレイすることに傾倒しており、高校生になって最初の夏休みでタイミング良く最新作ソフト「オーディール」を購入、課題そっちのけでプレイし続けていた。傾向としては王道プレイを好み、ゲーム内であっても悪事を働けないタイプ。ビア〇カ派。上記のトラウマがあるため、自キャラの容姿を自由に作成できる場合、自分に似せて男らしい装備をさせることが多い。
オーディール世界では圧倒的に最強の存在となっているが、本人は夢の中だと思っているので、その力もあまり活用されていない。現在の職業は村長・冒険者・薬剤師・建築家。超パワーを持ち、超スピードで行動出来るため、建築の施工期間は異常なまでに短縮が可能で、一般的な石造りの家であれば完成まで半日もかからない。調合や採取など、ありとあらゆるスキルレベルがカンストしているため、何をしても超人級の腕前を発揮することが出来る。
●シオン・ゼ・リーゼ
エルフの旧家であるリーゼ家のお嬢様。エルフには珍しく(?)奔放な性格の持ち主で、お供を撒いて一人旅を満喫していたところ、罠に掛かって山賊たちに捕まってしまった。思い込みが強く、ヨータに助けられてからは自身を彼の奴隷と認識しており、それがステータスにまで反映されてしまっている。お酒に弱く、酔う度にヨータを襲おうとするが、翌日には記憶が無い。
魔力量や魔術の上前はエルフの中でも上位に入るのだが、性格的には細剣を持って直接戦う方が好み。ただし筋力は人並み以下なため、実際には魔術や弓で戦うことが多い。弓の腕は達人級で、魔術と組み合わせたマジックアローを最大の武器としている。
美男美女ばかりに見えるエルフの中でも突出した美貌の持ち主。ただし、洋ゲータイプというよりは、ヨータ好みのJRPGタイプの美女で、スタイルも巨乳で細身という完璧さ。MODがあったら真っ先に裸にされそうなタイプ。
●バール・ロイヤー
エルサ村のAランク冒険者。完全なるパワータイプ……というか筋肉馬鹿で、普段から粗暴な言動が目立つ。ただし根の悪い人間ではなく、そもそも実力あるAランク冒険者でありながらエルサ村に滞在し続けているのも、自分がいなくなった後の村を心配してのことだったりする。しかし、気恥ずかしさから素直にそれを表に出すことは無い。義理堅いところもあり、ヨータとの決闘で負けて以降は、彼とシオンへの態度を改めている。
●魔王
オーディール世界のラスボスと呼べる存在。ただし、ステータス値がカンストしているヨータがその気になれば一撃で葬り去られてしまうレベル。実際、ヨータのプレイしたゲーム内ではステータスカンスト後に魔王を討伐、当然のように一撃でやられてしまっている。
●姉
ヨータの姉。現在、本編には出てきていない。ヨータのゲーム好きは彼女の影響が大きく、その人格形成にも一役買っている。現在OLをしており、独り暮らし中。実はこっそりオーディールの最速コンプを目指していたが、やはり夏休みのある学生には勝てなかった。
●村長
エルサ村の前村長で故人。昔は凄腕の冒険者で世界を旅していた。また、美男子でもあったため、モテにモテた。しかし、エルサ村で暮らす幼馴染を一途に想い続け帰郷後に結婚。彼女が病没してからは独り身を貫いていた。飼い猫のミーちゃんは、妻の墓近くで拾った唯一の家族。
●ミーちゃん
村長の飼い猫だった。かわいい。