魔法の練習
「よっし料理料理。と言っても、生だしな。ここで火魔法を覚えたいところなのだが。いっちょ練習してみるか」
徹は、意識を手に集中させ、心の中で火をつくことを念じた。先ほど、戦闘で自分の力がどんでもないことになっているかもしれないことに、気づいてきたので、ホーンラビットではなく、川に向かって、手のひらを向け、やってみた。
(ライターの火、ライターの火、ライターの火、ライターの火・・・・・・)
念じること5分。突如、手のひらから、バランスボールほどの大きさの火の玉が射出され、川へ向かって飛んで行った。
バーーーーーーン!
川の水面と火の玉がぶつかった瞬間とんでもない爆発が起きた。
「やばい!これどうにかしないと、魔法を覚えるたびにこうなっちゃうな」
ピコーン
-徹は、火魔法(下) を覚えた- アナウンスが流れた。
そのあと、少し、練習し、大分、火魔法に対する感じがつかめてきた為、ホーンラビットを焼くことにしてみた。ホーンラビットの革はすでに剥いでインベリトリに格納すみ。
「ウサギの丸焼きってうまくないだろうな。まぁ、背に腹は代えられん」
徹は、火を調整しつつ、ちょうどよいぐらいにあぶり、食してみた。
「ん~肉を焼くだけで食うのってこんな感じなのか。なんとも言えないな。せめて塩がほしいな」
徹は、ぶつぶつ文句を言いながら、ホーンラビットを食していった。
満腹になった徹は、魔法の練習をすることにした。
「今は、火魔法はあるけど、これで戦っていったら、まず、この森、火事になるな」せめて風魔法みたいなのを覚えて、「かまいたち!」みたいな便利魔法を覚えたいな。あと、何かあった時のため、回復魔法も覚えておいたほうがいいな」
その日は、魔法の習得することに目標に置き特訓することにした。
翌日。
徹のステータスは下記の通りになった。
【 名 前 】 タナカ トオル
【 種 族 】人間・半fdsrtrqwm、
【 年 齢 】 16
【 称 号 】 転移者
【 レベル 】 4
【 H P 】 25000/25000
【 M P 】 45000/45000
【 魔 攻 】 9000
【 物 攻 】 7000
【 魔 防 】 7000
【 物 防 】 7000
【 SPD 】 7000
【 スキル 】 成長補正(深淵級)、魔法適正(超級)、鑑定(中)、インベントリ(中) 気配察知(下) 武器作成の道を知るもの 気配遮断(下) 槍技(下) 投擲(下)
火魔法(下)水魔法(下)風魔法(下)土魔法(下)回復魔法(下)光魔法(下)闇魔法(下) ステータス偽装(中)
【 ※※※ 】 女神のslkljflqwplppmb
「ふ~結構覚えたぞ~」
徹は昨日を終日費やして魔法を覚えた。また、休憩のときに木の槍の作成をしたことで 武器作成の心得 から 武器作成の道を知るもの にスキルが変化した。
また、これから人を探しに行くにあたって、このステータスが問題になるかもしれないためステータス偽装(中)を取得した。正直、これに大半の時間を使ってしまった。
「これから、人のいるところへ行くのだから偽装関係のスキルが取得できたのはよかった。町や村へ行ったとき、このステータスが問題になるかもしれないからな。とりあえず、こっちの方へ進んでみるか」
徹は、第6感を働かせ、人を求めて、森の中を進んでいった。