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武器屋・道具屋 旅の準備

月金で働き、昨日はサービス出勤です。今日はぎりぎり会社へ出勤しなくて大丈夫そうです。

しかし、頑張ります。

続いて、徹とセシリアは武器屋に来ていた。武器屋は少しかび臭く、色々な武器が置いてあった。因みに、今回、武器屋に来たのは、セシリアの武器と防具を買うためだ。確かに徹の力は強い。圧倒的な強さと言っていい。しかし、人を守りながら戦うとなると話が変わってくる。要するに、徹は専門的な人を守る技術を知らないのだ。そのため、道中、少しでも、セシリアの安全性を上げるためセシリアの武器と防具を買いに来たのだ。

「トール様、武器がたくさんありますね、どの武器を買われるんですか?トール様には、腰に差している刀?っていう武器がよく似合うと思います。予備武器をお買い上げになんですよね?」

「いや、違う。ここではセシリアの武器と防具を買う。これから帝都までの道のりは長いから、少しでも危険性を下げておきたい。それに、セシリアに魔法を使って戦ってもらいたいからなぁ」っと徹が武器屋に来た意図を言うと

「申し訳ございません。昔から私は魔法なんて使えないんです。エルフなのに。。。恐らく適正が無いんだと思います。そんな、私のような奴隷にお気を遣わないでください、私はこのままで大丈夫です」

「いいや、ここで武器と防具を買うことは決定事項だ。それに、セシリアには後衛で俺を援護してもらう」

正直、今のセシリアは魔法が使えないだろう。そして徹に援護は必要ない。戦闘に参加してほしいと言ったのは武器と武具を買うための口実とした。

「分かりました」

「好きなものを選べ、お金は気にするな!」

すると、セシリアが武器と防具を選び始めた。

セシリアの顔は、初めてのものを見たかのように興味津々で武具や武器を見ている。

「(帝都に着き、死の範囲の件が片付いたら、一緒に買い物にでも行って、洋服でも買ってあげるか、息子さんもそれくらいの時間はくれるだろう)」

「トール様?どっちが似合うと思いましゅ?」

セシリアは武具を体に当てトールの感想を聞こうとしている。

セシリアが持っているのは、普通そうな皮の鎧とまさかのビキニアーマーだった。

「うん、どっちも似合うよ!しかし、旅をするんだし、露出が少ない方が安全だと思うぞ!(俺のバカー‼何で素直にならないんだ!セシリアのかわいいービキニアーマーを見たいのにー!あの胸がないのに付けている感がたまらん!いかんいかん。俺はロリコンじゃない!ロリコンじゃないんだ!)」

「トール様、大丈夫ですか?じゃ、こちらにします!」

セシリアがそういうとそっけない感じで試着室へ入っていった。そして、数分後、試着して出てきた。

徹は、一様、防具を鑑定することにした。


鎧:硬革の鎧(★★)

一般的な革の鎧より、材質が硬く、また、丈夫である。革の硬いモンスターを使用して作られている。一人前になった冒険者が最初に買い替えることの多い鎧。


徹が鑑定すると、なかなかいいものだった。色は、黄土色に近く、非常に丈夫そうである。徹も安心した。

因みに、徹はセシリアを鑑定したことがない。今まで機会がなかったわけではなかったが、たまたまやっていなかっただけである。

「(次は武器を選ぶし、ちょっと、セシリアを鑑定して、アドバイスでもするか)」

徹はセシリアを鑑定した。

【 名 前 】 セシリア

  【 種 族 】 エルフ

 【 年 齢 】 12

 【 称 号 】 ●★●□★の血脈者

 【 レベル 】 2

 【 H P 】 100/100

 【 M P 】 500/500

 【 魔 攻 】 300

 【 物 攻 】 25

 【 魔 防 】 80

 【 物 防 】 40

 【 SPD 】 25

 【 スキル 】 魔法適正(烈級)、成長補正(中)、風魔法(下)、土魔法(下)、弓術(下)

 【 ※※※ 】 slkljflqwp


セシリアの能力は非常に高いものがあった。

「(これってセシリアが魔法が使えるようになって、アウトレンジから攻撃出来るようになれば、そこらの盗賊より強いじゃん。あと、魔力制御か、立派な魔導士にもなれるだろう、しかも魔法適正(烈級)とかなかなかのチートだぞ、それに成長補正(中)もあるな)そういやぁ、セシリア、魔力操作は毎日練習しているのか?」

徹がセシリアに話をかけた。

「はい、毎日、瞑想をしているのですが、魔力の操作って難しくて。苦労しています」

「そうなんだ。がんばれよ。たぶん、魔法を扱えるようになるのにそんなに時間はかからないと思うぞ。日々精進だ」

「はい!」

セシリアは今度は武器を選び始めている。

「(見た感じ、弓矢がベストなんだろうけどな)」

すると、セシリアが、弓矢と短剣を持ってきた。

「トール様、私は、これがいいのではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?」

セシリアがそう言うと徹に差し出した。


弓矢:エルフの弓+3(★★★)

エルフの職人によって作られた弓。使いやすく、手になじみやすい。特殊な技巧により、魔法を乗せ射ることができる。


剣:鉄の短剣+3(★★)

一般的な鉄で作った短剣。作成者の腕がよく、通常の鉄の短剣よりのも強度が高く、切れ味がよい。


「どちらとも、いい品じゃないか、それをすべて買い上げよう」

「トール様ありがとうございます!」

セシリアの満面の笑みでお礼を言った。

徹たちは勘定を済ませるため、カウンターの方へ向かっていると、ある武器が徹の目に留まった。

槍である。

槍:蜻蛉切+5 (★★★★★★) 

伝説級の武器レジェンド。聖槍。伝説上の聖鍛冶師ボンドが打った槍。凄まじい切れ味を併せ持つ極上の一槍。聖なる力が込められており、魔のものを滅する力もある。心穢れしものの目には留まらない。

「おぅ、それ、気に入ったかい?」

先ほどまではいなかったが、中から、気難しそうな、親父が出てきた。小さく、毛もくじゃらで、がっしりとした体つきの男だ。

「はい、いい代物ですね。頂きたいのですが」

「おお、いいとも。見る目がある客は好きでね。安くしとくよ。その槍もずっとここに置いておかれても可哀そうだからな。こいつは、なぜかなかなか人の目に留まりにくくてね、俺で際、置いてあることを忘れるぐらいだ。」

親父がそう言うと、徹は、槍を手に取った。

「(しっくりくる、聖なる力を感じる)では、こちらの武具と短剣、弓と矢と槍を頂けますか?」

「おおう、それで全部で、大金貨100枚だ、値引きをした後だぞ、一週間は商品を取り置きしておくからそれまでに金を持ってきてくれ」

徹は一瞬ドキッとしたが、相当の大金だ。

「(全部で1億か、金銭感覚麻痺しそうだな)いや、ここで一括で支払います」

徹がそう言うと、小さな革袋の中から大金貨100枚を取り出してカウンターい置いた。

「おめぇ、その革袋はアイテムボックスか?!始めて見たぞ!いつもそんな大金を持ち歩いているのか?危ねーぞ、気をつけろよ」

親父はそう言いながら、カウンターのお金を受け取り、カウンターの中へ入っていった。

「(槍が手に入ったな。これで、刀と合わせて二刀流で無双するか)そしたら、セシリア、次は道具屋に行こうか」

「わかりました。トール様ありがとうございます。大切に致します」

「いいよ、そもそも武器や武具は消耗品だから、気楽に使って、壊れたらまた買おう」

「はい、ありがとうございます」

徹とセシリアは武器を購入後、武器屋を後にした。続いて道具屋を訪ねることにした。

旅に欠かせないのが、ポーション等の類。それらを欠かすことは命を縮めることを意味する。その為、徹は道具屋に行こうと思っていたのだ。

「こんちはー」「こんにちはー」

道具屋の中に入ると、木棚に沢山の種類の道具が置いてあった。

「(なんだこれ、テレビに出てくる実験室みたいで試験管らしきものがたくさんあるな、うわ~なんだあれ、目玉か?気持ち悪い)」

「あら、いらっしゃい」

そう言ったのは、18歳ぐらいだろうか、赤毛の髪に、少し肌黒く、目が大きく、可愛らしい顔立ちで細身の少女だった。徹は、かわいい店員にドキッとしたが、ぼろを出さないようにと営業スマイルで話しかけた。

「これから帝都まで旅をするんですが、旅に必要なものを探してまして、ポーションなどを頂きたいと思っております」

「ポーションですね、(このお客さんかっこいーー)そこの戸棚に並べてあります、そっちは、体力や傷を癒すポーションでそっちが魔力を回復するポーションですよ、あとマジックアイテムについては、そっちの棚にあるから自由に見ていってくださいね!」

そう言うと少女は、徹に向かってにっこりと笑顔を向けた後、戸棚の整理をし始めた。

徹は、まず、ポーションをいくつか鑑定し始めた。


ポーション:HPポーション(★) 

HPを回復するポーション。簡単な傷や疲労を回復する。


ポーション:MPポーション(★) 

MPを回復するポーション。


ポーション:ハイHPポーション(★★) 

HPを大幅に回復するポーション。深い傷や疲労を回復する。


ポーション:MPポーション(★★) 

MPを大幅に回復するポーション。


ポーション:Reポーション(★★★) 

HPとMPの保有量に比例してHPとMPを回復するポーション。


ポーション:エクスポーション(★★★★★★) 

伝説級(レジェンド)アイテム。すべてのバットステータス、HP(体の欠損)、MPを回復させる。


「(あれ、とんでもないもの混じってね?「伝説級アイテム」あるじゃん!これほしいな、まてまて、マジックアイテムも見とかないとな)」


食器:神秘のコップ(★★★) 

希少級レアアイテム。水が湧き出てくるアイテム。


洋服:すけすけの洋服(★★★) 

希少級レアアイテム。この洋服は着ているが、周りからは洋服を着ていないように見える服


調度品:木彫りの置物(★★) 

希少級レアアイテム。周りに微風を発生させる。


文具:多機能メモ帳(★★) 

希少級レアアイテム。ペンがなくとも書き込めるメモ帳


指輪:魔よけの指輪(★★) 

希少級レアアイテム。少し、魔を遠ざける能力がある指輪


調度品:熊の置物(★) 

見るだけで大自然の厳しさが伝わる置物。子供の教育によい。


調度品:異世界のCD(★★★)

特質級ユニークアイテム。異世界の日本より空間を超えて飛来したCD。曲は、堀内〇雄 〇〇の頃のように


洋服:異世界の帽子(★★) 

希少級レアアイテム。日本の福岡の地にある野球球団の帽子。


徹はどんどん鑑定をしていった。なかなか面白い。どんどん鑑定していくと

ピコーン

 徹の鑑定が(烈)になりました。

「(鑑定が烈級レベルになったよ。やばいな、これで一日終われそう)」

「気になるものがありました?」

「ええ、そうですね、どれも面白い品物ばかりですね」

「ありがとうございます。私の父が各地から集めてきたものや旅商人がこの店に売っていったものです。恥ずかしいのですが、中には、私が作ったものもあるんですけど、こちらのポーションとか。。。あのー、よかったら、お名前聞いてもいいですか!?私はサーシャと言います!」

店員の顔が少し赤くなっている。

徹は、少し動揺していた。徹から見ても、徹に少し、気があるそうな感じがしたからだ。

「(ちょっとまて、この展開、今までになかった展開だぞ。日本にいた頃は、彼女いない歴、俺の人生とイコールだったからな)あ、ん、んん、トールと言います。サーシャさんはすごいんですね。マジックアイテムが作れるなんて、俺もいつかはマジックアイテムでも作ってゆっくり暮らしたいです」

「マジックアイテムがお好きなんですか??!見ていて飽きないですよね。私は、このマジックアイテムを見ていると作った人たちの想いかなぁ何かを感じちゃうんです。気のせいなんでしょうけど。。。変ですよね。へへへ」

徹は、サーシャを鑑定してみた。


 【 名 前 】 サーシャ

  【 種 族 】 人間

 【 年 齢 】 17

 【 称 号 】 道具屋の看板娘

 【 レベル 】 6

 【 H P 】 50/50

 【 M P 】 500/500

 【 魔 攻 】 40

 【 物 攻 】 25

 【 魔 防 】 40

 【 物 防 】 35

 【 SPD 】 25

 【 スキル 】 マジックアイテム作成の心得があり、マジックアイテムの気持ちを感じ取れるもの

 

「マジックアイテムが好きなサーシャさんだから、想いが伝わるんじゃないですかねぇ(でたでた、生産系のスキルってスキル名が変なんだよな。どんなレベルか今一わかりにくいんだよな、しかし、道具作成のスキル持ちとかいいな、俺も時間があれば覚えたいな)本当にすごいですね、尊敬します」

「いえ、ありがとうございます!」

徹のようなイケメンに褒められて悪い気分になる女性なんていないだろう。ここにきて、やっとイケメンを活用できた徹。そのとき、洋服の袖を引っ張るものがいた。セシリアだ。徹が、セシリアに気づき、振り向いてみると、セシリアはちょっと怒った風のジト目で徹を見ている。正直、それもかわいい。

「ごめんごめん、セシリア、ちょっとアイテムの話で盛り上がってしまった。そんなに怒るなよ~」っと徹は少し焦ってセシリアに話しかけた。

「トール様、私はいいのです。私のことなんて忘れてもらって。私は怒って何んかいません、殿方は、看板娘のお嬢さんとマジックアイテムの話をすることが好きなのでしょうから」

セシリアは、ちょっと、すね気味だ。

「アイテムは旅に大切だし、情報収集。あれ、あれだ、情報を軽んじるものは情報で泣くって言うだろう、ははは(セシリアもこんな一面があるのか)帝都についたら買い物でも行こう、セシリアの好きなものをなんでも買ってやる!なんでもだぞ!」

「トール様、ほんとですか!私は帝都にあるケーキというものが食べたいです、帝都は、他の街と違い、栄えていると聞きます。楽しみです!」

セシリアは機嫌を直して、また、マジックアイテムを見始めた。

「[大変ですね、可愛らしい妹さんを大切にしてい上げてくださいね]」

サーシャが、セシリアに聞こえないぐらいの声で、徹に近づいて話しかけてきた。

「[ありがとうございます、大切にします]」

「それじゃ、気になったものがあれば、こちらへお持ちください」

サーシャがそう言うと、徹はカウンターへマジックアイテムを置いて行った。


HPポーション×10

MPポーション×10

ハイHPポーション ×10

ハイMPポーション×10

Reポーション×100

木彫りの置物

エクスポーション ×1

指輪:◆▲×〇●/жの指輪×1


「各ポーションとその上位ポーションとReポーションが100本!ありがとうございます!うれしいです」

「いやいや、これ、かなりいい品物だと思いますよ」

「ありがとうございます。。うれしいです、あっ、取り乱してすみません、えーっと、木彫りの置物とエクスポーション!!徹さんこちらは非常に高価で恐らくお買い求めが難しいかと。。。」

「ああ大丈夫だと思います。そのまま会計を進めてください」

「体力と魔力ポーションが、1本で大銀貨、その上位ハイポーションは1本で金貨、Reポーションは、皆さんあまり使えないといわれますので1本銀貨5枚で。あとエクスポーションは大金貨120です。これは、本当に高価で、恐らく、帝国にも数本しかないかもしれません」

「わかりました。ありがとうございます(いや、この中で、チートアイテムは恐らく、Reポーションだな、これは、俺のためにあるって言ってもいいかも。多分ハイポーションを使用したとしても焼け石に水だろうな)ちなみに、こちらの指輪はいくらですか?」

そう言って置いているのは、徹が鑑定しきれなかった指輪だ。恐らく相当な一品だろう。

「すみません。これは、私の店に昔からある品で、売り物ではありません。すみません。私は、この指輪から禍々しいものを感じるのですが、本当にお求めですか?」


指輪:◆▲×〇●/жの指輪(★★★★★★★) 

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「すみません、なぜか、この指輪をもっていかなければいけない気がするのです、意味わからないですよね?すみません」

「いいえ、マジックアイテムは、人の縁と同じで、アイテムとも縁があります。もしかしたら、その縁なのかもしれません。トールさんこちらはお持ちください」

「いいんですか?!お代は払いますが」

「いいえ、これは、トールさんしか持たせてはいけない気がします。さっきからおかしいですよね。アイテムのことがわかるなんて」

「いえいえ、ありがとうございます。ありがたく頂戴します」

徹は、大量に硬貨を支払った。

「ありがとうございます。ぜひ、またこちらの店に寄ってください。トールさんがまた来ることをまたお待ちしています、また、いいマジックアイテムを揃えておきますので!」

「ありがとうございます」

サーシャは天真爛漫の笑顔で徹にそう言い、徹が見えなくなるまで手を振っていた。

「トール様、残念でしたね、あんなにかわいい子なんて、なかなかいませんよ」

 最後に旅の食料を買いに来ていた。

「あぁ、そうだな、かわいい子だったな」

 徹は、率直な感想を言葉に出してしまった。

「そうですよね、サーシャさんは、可愛くて、スタイルもよくて、健康的で、トール様と年が同じぐらいで、私と全然違いますね」

「いいや、セシリアはセシリアで可愛くていい子だぞ!きっと、大人になったら、さぞかし美人になることだろう」

 徹は、セシリアの気持ちを全然考えきれていなかった。セシリアが成長したら確かに美人になるだろう。しかし、セシリアはまだ12歳。どうしても、サーシャに嫉妬してしまう。セシリアは徹が好きなのだ。颯爽と登場し、盗賊たちを打ち倒し、そして、自分の命を守ってくれた。そして、また、自分を生かすために旅をしてくれている。好きになるのはごく自然なことだ。しかし、セシリアがトールと一緒にいられる時間は、帝都までの1か月弱の時間。セシリアが大きくなり、徹が振り向くまでに成長する頃にはトールはいない。帝都につけば、元村長の息子の下で奴隷生活の再スタートだ。短い期間だったが、これまでセシリアが徹と過ごした時間は、幸せで楽しいものだった。セシリアはこの時間があと、少ししかないこを悔しく思っていた。

「そうですよね!私は、大人になれば、でしょうね、そんなにサーシャさんが可愛いなら、私なんてほっといてサーシャさんのところに行ったらいいじゃないですか!」

すると徹が、

「ふざけるな!前からお前を救うって何度も言っているだろう!何度も言わせるな!」徹は怒った。

セシリアは、自分の発言に後悔した。徹の優しい気持ちは痛いほどわかっていたつもりなのに。そんなことをするような人ならそもそも自分を守りながら帝都まで送っていくわけがない。道中は、盗賊もモンスターもいる。セシリアは後悔したが、言った言葉は戻らない。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「今日は遅い。宿を取ろう。明日、早朝立つから、明日すぐに経てる準備をしていてくれ」

「はい」

徹がセシリアにそういうと、近場の宿をとり二人は明日を待った。


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