表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

レイジーの騎士生活

レイジーの騎士生活 王国最強のお姉さんは俺に厳しい

作者: 遊羽

誤字脱字誤用&ご意見ご要望があったら感想で下さい

転生した。生まれは比較的首都に近い村の狩人の息子。名は、レイジー。



18で村を出て首都で騎士になって早1年


騎士の朝は早い。訓練用の服を着てさっさと訓練場へ急ぐ。遅れるとまずい。なぜかって?それはな綺麗で怖いお姉さんがいるからだ。


「おいちょっと待て」


俺は訓練場の前でくだんの綺麗で怖いお姉さんだ。名前は、キリルカ・キルリッヒで階級は騎士団長。女性最年少で騎士団長になった人だ。今、24だったかな。俺が入った時(1年前)にはもう副団長を務めていた。


「な、なんでしょうか」


その鋭い眼光に当てられたら俺みたいな下っ端は身がすくむんですが・・・


「お前は遅刻だ」


「は!?」


やばい、つい大声が出てしまった。


「ほう、上官に向かってタメ口とはいい度胸だな」


「あ、いえ。申し訳ありません」


すぐさま頭を下げる。団長なんかに楯突いたら俺の首なんて簡単に飛ぶ。


「まぁいい。それよりも遅刻の件だ。罰として訓練場の周囲1000周な。さっさと終わらせろよ。さぁ打ち合いの訓練を始める」


おいおい訓練場は500メートルもあるんだぞ1000って50キロもあるじゃん。


「さっさと走らんかぁ!!」


遠くから檄が飛んできたのでため息をはきながら走り出す。同室の奴が近づいてきた。


「災難だったな。それにしても1000周とは、お前何かしたのか?何かとお前だけ厳しいと思うんだが」


ここ何回か、何かと理由をつけては他の奴と違う訓練をさせられるのだ。


「分からん。次は気をつける」


「じゃあ頑張れよ」


友人に手を振り訓練場の周りを走る。ぶっちゃけ1000周ぐらいは苦ではない。5歳ぐらいからずっと鍛えてるし。チートもあるしな。


俺がこの世界に来たのは、車にひかれて死んだ後、この世界の神とか言うのに頼まれたからだ。


『間違って魔王の力を異常に強くなってしまった。勇者が呼べる状態までバランスを保ちたい。そこでおぬしに転生して欲しい。チートもつけよう。ちなみ選んだ理由は特にないので断ってもらってもかまわん』


俺は即答したね、「いきます!」と。もらったチートは無双できるとかいう代物じゃないが、かなり便利だ。今説明したいのはもらった4つの内1つ、『体力超回復』だ。効果は名称から推して知るべしだな。



「遅いわ!」


「も、申し訳ありません」


嘘だろ。俺、500キロ2時間弱だぞ。これで遅いとかどんな無理ゲーだよ。


「走りきったことは認めてやろう。おい、全員一旦訓練止め!」


打ち合い練をしていた56名が一斉にこちらを向く。視線の先は俺じゃ無いのは分かってるけどちょっと怖い。


「今から模擬戦を開始する2人組を作れ!」


団長の言葉を聞くやいなや打ち合い練習をしていた者同士でペアができあがる。この訓練に参加しているのは、騎士団長と新兵57名だ。他の騎士は外で仕事をしている。何が言いたいかというと、罰とか言うちょっとした地獄の後で『ペア作れ』とかいう本物の地獄によってぼっち状態だ。


「ん?お前は余りか」


これ見よがしに団長が聞いてくる。絶対しくんだろこいつ。


「なんだその目は。反抗的だな。よし、私が潰してやろう。お前は私と組め。模擬戦一戦目だ」


オーマイガット!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 50キロでなく500キロではないでしょうか
[一言] 騎士団長さまはツンデレとお見受けしました。 面白そうなお話ですね、連載を前提としての短編ですか? 連載したら是非読んでみたいと思います。
2014/10/13 21:06 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ