歩兵は少女と出会う
気絶したコムを背負って、自室へと戻るフィムル。基本的に一般兵は四人部屋であるため、フィムルとコムは同室である。そもそも二人が仲良くなったのも同室だったことがキッカケだ。あと二人はなんとなくウマが合わなかったため、挨拶程度は交わすが日常的に一緒にいるほど仲は良くない。向こうも同じことを感じているようで、あちらはあちらで二人で話しているので特に問題はないのだろう。
「はー……強かったな……」
コムを床に敷かれた布団に寝かせたフィムルは大きく息を吐き出した。戦いは終止キリグのペースで進み、フィムルもコムも一矢報いることすらできなかった。コムは投げ飛ばされたものの怪我などはしておらず、自分に至っては寸止め。よっぽど手加減されていたのだろう、という思いと手加減しても自分たち二人を叩きのめせるキリグの強さは本物だ、という思いが混じり合う。キリグの稽古は一日の流れが終わったあとに行われたが、疲労などは体に残していなかった。曲がりなりにも兵士となって三年は経つ。通常の調練だけで疲れたなどと言ってはいられない。
「つまり、純粋に負けたんだよな……」
ぐっ、と拳を握り締める。悔しさと、嬉しさ。終わったあとに、キリグはやる気があるなら訓練後何回でも相手になると言ってくれていた。強者に挑むことで自分の力を伸ばせる。そしていつか、キリグを超える。よしっ、と小さく掛け声を出して目標を確認すると、フィムルは眠りについたのだった。
翌日。起きてきたコムに昨日の顛末を説明すると、悔しそうな表情を浮かべた。だがまた稽古をつけてもらえることを話すと、その顔に喜色を浮かべる。この友人も自分と同じ思いなのだ、と思うとフィムルは嬉しくなった。そのまま二人で昨日のことをああでもない、こうでもないと話しながら着替えて朝食に向かう。新兵は普通に朝食を食べて、過酷な訓練に全てを吐き出すこともあるが、慣れた二人には関係ない。いつも通り食えるだけ腹に詰め込むと、彼らが所属している第九歩兵隊の待機場所に向かった。
「駆け足!」
調練場に大声で指示が飛ぶ。第九歩兵隊隊長であるジーマス・キーンの声に従って、歩くスピードを上げて走る。十人で一つの隊として扱い、その中に一人ずつ隊長と副官が存在する。だが彼らは指揮官というわけではないため、一般兵と同じように隊の一員として行動する。行動しながら指示を出すのだ。
「全体止まれ! 第二陣!」
即座に停止し、あらかじめ決められていた位置に移動して木剣を構える。そのまま十数秒陣形を維持すると、すぐに隊長から指示が飛ぶ。
「陣形崩せ! 駆け足!」
木剣を収めて再び走る。これらの動作が遅れると即座に叱責の声が飛び、殴られたり蹴られたりすることもある。最初の方はフィムルもよく遅れて、拳骨や蹴りで体のどこかにあざを作っていたものだ。こういった光景はあちこちで見受けられる。十人を最小単位として『隊』にして、二十七からなる隊を指揮官が指揮する。第十歩兵隊は新兵の訓練に使われるので、実質的な戦力にはならないかもしれないが、最近は新兵をとっていないため、第十歩兵隊もそれなりの練度はある。午前中はこういった兵士としての調練で終わるのだ。
「あー終わった終わった。今日はどこだ?」
「俺は食堂。コムは?」
「あ、俺待機所だ。うっへぇ」
そして兵士としての調練が終われば、砦の中を清掃する。もとは南の『シュトウルの森』を開拓するための拠点として築かれたこの砦は、最大で二千人近くを収容できる大きさだ。そのぶん掃除する場所も多く、掃除は一般兵がひぃひぃ言いながら掃除することになる。待機所と便所掃除は一番の外れと言われ、それぞれに理由がある。待機所は様々な人間が訪れるため、運が悪ければ昨日のフィムルのように絡まれる。掃除時間中は職務がないため、一般兵相手に威張り散らす下級貴族が多いのだ。便所は単純に臭い。
「ん、じゃあな。また調練場で会おうぜ」
「おう」
ニヤリ、とお互いに笑みを浮かべると別れた。砦中の待機所を一人で掃除するのは不可能なため、コムが掃除する待機所は二つ。そして食堂は二つしかないが、フィムルは二人の同僚とともに一般歩兵用の食堂を掃除することになる。それが終わったら、士官用の食堂から人がいなくなるのを待ってから掃除することになる。だが昨日までのように漫然と掃除をこなしていたフィムルはもうここにはいない。このあとのキリグの訓練に身を入れるため、フィムルは気合を入れ直した。
床を磨き、机を拭き、椅子をどかし、窓を拭う。今はまだいいが、これが冬になると冷たい水や石畳にやられて風邪を引く者も出てくる。衛生兵もいるにはいるが、いまいち信用しきれないところがある胡散臭い男だ。進んで看てもらおうと思う兵士はいない。
張り切って掃除を続けるフィムルは士官用の食堂に続くドアが開いたことに気づかない。食堂掃除では下級貴族に絡まれることはほぼないので、適当に作った鼻歌を歌いながら床を磨く。すっ、と自身の上に誰かが来て影が生じたことで、フィムルはようやく自分の近くに誰かが来たことに気づいた。サッ、とフィムルの顔が青ざめる。鼻歌を歌いながら掃除をしていたのだ、弛んでいると怒られながら蹴りの一発や二発くらってもおかしくはない。このあとの訓練のためにできるだけダメージを喰らいたくないフィムルにとってはありがたくない話だ。
とりあえず謝ろうと顔を上げたフィムルは、目の前の光景に一瞬言葉を失った。少女だ。この男臭い砦の中に存在する数少ない女性の一人が目の前に立っていた。革鎧ではなく紫色のローブに身を包み、憂いを帯びたような真紅の瞳はしっかりとフィムルの瞳を捉えている。
--魔法兵。立場は一般兵と同じだが、その戦闘力の高さと希少さから扱いは士官と同レベルで高い。彼らは士官用の食堂で一般兵よりもいい食事をとっている。上官よりも予想外の相手であったため、フィムルの思考が停止した。
「な、何か御用でしょうか?」
「……今日もやるの?」
少し質問を考えるように黙った少女が告げる。フィムルはさらに予想の斜め上を飛んでいった質問に思わず目が点になった。今日も、というからには昨日もやっていたことだろう。魔法兵である彼女が気にするようなことはないと思うのだが……昨日は掃除場所はここではなかったため掃除のことではないだろう。兵士としての調練は当然のように毎日やっていることなので、聞かれることではないはず。
悩んだ末に考えることを放棄したフィムルは質問の意味を目の前の少女に訊ねることにした。
「なんのことでしょうか?」
「……とぼけるつもり?」
(なんで!?)
いきなり不機嫌になった少女に、フィムルは内心大量の冷や汗を流す。立場上は同じ階級である一般兵であるが、魔法という一般兵にとってはほとんど未知の力を使いこなす魔法兵は、変わらず畏怖の対象である。目の前の少女は真紅の瞳を不機嫌そうに細めてフィムルを見ている。フィムルにとっては数分ほどにも感じられた見つめ合いに敗北したのは、少女だった。フィムルは混乱したまま眺めていただけだったのだが、少女が目をそらしたのだ。
「いいわ。名前は?」
「……フィムル」
「そう、私はエミル。エミル・ファードよ、覚えておきなさい」
姓がある、ということはこの国では貴族を示す。ファードという姓に聞き覚えはなかったが、どんなに位や知名度が低くても貴族というのは平民よりも地位が高い。そんな少女に目をつけられたフィムルの顔が青くなるが、少女はフィムルのことを一瞥すると食堂を出て行った。
「エミル……エミル・ファードか」
図らずも知ることになってしまった貴族にして魔法兵の少女の名前。それを口の中で転がすと、フィムルは憂鬱そうな顔で士官用食堂の掃除に向かうのだった。
† † † †
「エミル・ファードって知ってる?」
「いや知らない」
「だよなぁ」
掃除が終わったコムとフィムルの二人は調練場に向かっていた。言うまでもないが、キリグの稽古を再び受けるためである。その道すがら、フィムルはさきほど知ることになった少女の名前をコムに聞いてみたが、当然のように知らないという返事が帰ってきた。考えてみれば魔法兵の名前など一人も知らない。未知の技術を扱う彼らはいつだって一般兵の畏怖の対象であり、恐怖される存在なのだから。
「だよなぁ、って……誰だよそいつ」
「まあ気にすんな。ちょっと気になっただけだ」
「俺もちょっと気になっただけなんだけど教えてくれない?」
「食堂で絡まれたんだよ」
「あ、やっぱいいや」
途端に興味をなくすコム。一応友人であるはずなのだが、貴族との厄介事だとわかった瞬間に見事に手のひらを返した。自分でもそうするな、とぼんやりフィムルは思いながら調練場に続くドアを開けた。一応整地されている、というだけの乾いた大地に、一人の巨漢が立っていた。今日はバトルアクスではなく普通の木剣だ。
「おう。二人とも来たのか」
「はい、今日もお願いします!」
「ということは全部で四人か……」
「四人?」
ふとフィムルが気配を感じて横を見ると、眼鏡をかけた痩身の男性が立っていた。近づいてきたのではなく一瞬で気配が出現したため、今までは気配を抑えていたのだろう。白髪の男性はそのカマキリのようにシャープな顔をフィムルに向けると、値踏みするような視線を送り始める。
「ギリー。その辺にしておけよ」
「はっ」
キリグがたしなめるようなことを言い、それだけでギリーと呼ばれた男は目を伏せた。体つきもどこか細く、フィムルもコムもなぜこんな男がここにいるのかという疑問の視線をキリグに送った。その視線に気づいたキリグは、ギリーを促す。
「ほら、ギリー。自己紹介」
「第一歩兵隊、副官のギリーだ。この暴走男の手綱を握っている」
「おまっ、そういうこと言うなよ!」
苦笑しながら注意するキリグだったが、ギリーはどこ吹く風である。先ほどの命令に従うスピードといい、キリグに心酔しているのかと思ったがそういうわけでもないらしい。フィムルとコムは顔を見合わせたが、どうしても気になるというわけでもない。機会があれば知ることもあるだろう、と意識を切り替えた。
「その、ギリー副官はどうしてここに?」
「君たちが二人とも来る、とキリグ隊長が考えたからだ。さすがに一人で何回も二人を相手にするのは面倒だからな、片方は私が受け持つとしよう」
ギリーは一方的にそう告げると、コムを指名した。コムは内心なんでこんな弱そうなやつに教わらなきゃいけないんだ、と思っていた。隠そうとしているのは伝わってくるが、付き合いが長いフィムルにはすぐにわかる。気持ちはわからないでもないが。
「不服そうだな」
「いえ! そんなことは決して!」
調子の良い奴め、とフィムルは苦笑するが、コムの相手がギリーということは自分の相手はキリグである。昨日負けてしまったのはもちろん、フィムルの中に根強く残っている。今日は一泡吹かせる、もしくは驚かせてやろうと気合を込める。相手の武器は使い慣れたバトルアクスではないのだ。
「チャンスはある」
「いいぞ、その目だ、フィムル。目をつけておいてよかったぞ。コムとやらもなかなか筋がいいしな」
「……名前、言いましたっけ?」
「ギリーが調べてきた」
そりゃそうだ、と納得して頷くフィムル。人を見かけで判断してはいけないと言うが、ギリーという副官はいかにも調べ物が得意そうである。文官、と言い切るには些か以上に眼光が鋭すぎるのだが。
余計な思考を切り捨てる。目の前の男は敵。しかも、自分よりも圧倒的に強い、である。余分なことに能力を割いている余裕などない。最低限の思考力を残して、フィムルは木剣を構えた。フィムルの雰囲気が変わったのを感じ取ったのだろう、キリグも木剣を片手で構える。
合図は不要。フィムルとキリグは同時に地面を蹴った。
† † † †
「ヒューミ様」
「リテドルでいい。で、何かわかったのか?」
砦の中で唯一絨毯が敷かれている部屋で、二人の男が対面していた。一人は、この砦の指揮官であるリテドル・ヒューミ。五十手前ではあるが、日々鍛えている彼の体は引き締まり、眼光も鋭い。ここの砦は比較的楽で重要なポストとはいえ、戦闘がないわけではないのだ。年に十回ほどある魔物の襲撃を退けるために、リテドルは訓練を怠らない。長期の遠征などはともかく、一度や二度の戦闘で使い物にならなくなる指揮官など無能であるからだ。
「いえ、詳しいことはなにも。しかし、この頻度は些か異常かと」
「そうだな……」
リテドルは最近伸ばし始めたヒゲを撫で付けながら手元の書類に目線を落とした。ここの指揮官として働き始めて二十年以上になるが、こんなことは一度としてなかった。魔物の襲来が増えているわけではない。
減っているのだ(・・・・・・・)。
「今年に入って四ヶ月。この間に一度も襲撃がないというのは今までになかったことです」
「確かにな。毎年この時期になると食料を求めたゴブリンや、冬眠から覚めたキュリエが出てくるものだが……今年はキュリエ一匹、見つかっておらん」
「偵察隊は出したのでしょうか?」
「出した。念をいれて騎兵隊ニ隊での偵察だ。異常はなかったようだ」
「その、異常なしというのが異常なのですよ」
「……どういうことだ?」
リテドルも薄々感づいてはいるだろう。このような僻地に収まってはいるが、その勤めてきた年数を考えれば歴戦の将軍といってもおかしくはない。大規模戦闘の経験こそないだろうが、それこそ実戦の経験がない軍部の人間などいくらでもいる。その分、文官に理解があり理性的な目の前の指揮官は有能である、と監査官は評価していた。
「森に入ったのは浅いところまででしょうが、それでも魔物と遭遇しないことなどありえません」
「っ、そうだな。今までも、何度か魔物と交戦して偵察隊は帰ってきていたはずだ」
「はい。今年は、何かがおかしいです」
「見張りの兵に、監視を強めるように伝えておこう。そしてもう一度偵察隊を組む。騎兵と歩兵の混合部隊で、多少深いところまで潜ってもらおう」
「編成はどういたしますか」
「そうだな……砦の守りを手薄にするわけにはいかん。歩兵は第一歩兵隊を中心に何人か抜擢して動け。騎兵隊は第二騎兵隊を動かす」
「承知しました」
頭を下げる監査官に、苦笑を浮かべるリテドル。
「悪いな、ウーノ。本来、監査官の仕事ではないのだが」
「こんな腐れ縁そうそうありません。本当は監査対象と必要以上に親しくなるのは厳禁ですが……」
ま、出世の道などとうに閉ざされていますし、と肩を竦めるウーノに、リテドルはさらに苦笑を深めることしかできない。リテドルは、いまや書類仕事をほとんどウーノに任せていた。だからこそ自分の体を鍛える時間もできるし、こうしてウーノと語ることもできるのだ。最終的な決断は全てリテドルが持っているが、相談できる相手がいる、というだけで随分と楽になったのだ。
「これからも頼むぞ、ウーノ。我が友よ」
「承りました、我が朋友よ」
芝居がかった調子でリテドルが言葉を投げれば、やはり芝居がかった調子でウーノが言葉を投げ返す。妻子がいない二人に男色の噂がたつのも致し方ないことなのかもしれなかった。
† † † †
「どうした、エミル。集中が乱れているぞ」
フィムルとコムが二人の上官相手に戦いを繰り広げているころ。薄暗い部屋に二人の女性が座り込んでいた。一人は、真紅の瞳を持つ小柄な少女。今は、その特徴的な瞳は閉じられてしまっているが。そしてもう一人は、暗褐色の鎧に身を包んだ女性だ。少女が十代前半、女性は二十代後半といったところか。少女の方であるエミルは、目を開いて自分の手の上に浮かぶ炎の球を凝視した。
揺らいでいた炎はふたたび勢いを取り戻し、完全な球体を取り戻した。女性は、あっという間に集中を取り戻す様子に感嘆の息を漏らしたが、問題はそこではなかった。それに気づいているエミルも、一度炎の球を消す。
「エミル、本当にどうした。お前が集中を乱すなんて……何かあったか?」
「いえ」
何かあったか、と聞かれれば、あったのだ。フィムルというらしい平民の兵士。特に特徴もない平凡な顔だったが、彼のその瞳は平民にしてはやけに輝いていた。昨日見た戦闘の一部始終はくっきりとエミルの脳内に焼きついていたが、それを認めるのはなんとなく癪だった。それに、話しかけるつもりはなかったのだ。だが、昨日あれだけ圧倒的に負けたのにもかかわらず、楽しそうに鼻歌を歌っている姿が無性に腹が立った。そして話してみると、昨日の戦闘のときの迫力が嘘だったかのようにビクビクと怯えている。特に名前を名乗ったあとの反応が気に食わない。確かにエミルは貴族の娘であるが、ここに魔法兵として所属している以上階級は同じなのに、顔を青ざめさせてそれでも男か--
「エミル!? 本当にどうした、どこか痛いのか!?」
「いえ。大丈夫です」
いつの間にか百面相をしていたらしいエミルは深呼吸をして思考を落ち着かせる。関係ない。そう、関係ないのだ。あの少年がどこで何をしようと自分には関係ない。関係ない。関係ない。
数回自分に暗示をかけるように脳内で呟くと、エミルは師である女性に向き直った。
「すみません師匠。落ち着きました」
「そ、そうか。落ち着いたならいいが……本当に大丈夫か? 調子が悪かったら言えよ?」
まだ心配そうに声をかけるイエリに、エミルは無言で頷いた。今や彼女の心は水面のように凪いでいて、ドワーフの槌でさえ波打たせることすらできないだろう。エミルは僅かに心に浮かんだ少年の顔を振り払うように、自分の手のひらの上に炎の球を出現させるのだった。
魔物No.03『ゴブリン』
身長は一メートルほどの、人型の魔物。なぜか耳が尖っており、種族的に雌という性別が存在しない。他種族の雌を攫って、自分の子供を産ませるため他種族からは忌み嫌われている魔物。雌が異常に強いオークとは根本的に相性が悪いらしく、オークを見た瞬間に大半のゴブリンが逃げ出す。戦闘力はお粗末そのものだが、世代交代が早いためか比較的頻繁に上位種や特異体の存在が確認されている。武器を使いこなすゴブリンウォリアーや、魔法を扱うゴブリンメイジなどが一般的。過去最も珍しかったのが、姿を消すゴブリンだったが、残念ながら詳細な記録は残っていない。中には人語を話すゴブリンもいるとか。繁殖力が非常に強く、気づけば森がゴブリン一色だった、ということもそれなりにある。人間が定期的に狩るか、より上位の魔物が住み着いていれば問題はない。売れる部分はない。強いて言うならば、昔人間から奪った装備をつけていれば剥ぎ取って売れるかもしれないといったところか。そういう点でも嫌われている。雑食性でなんでも食べるが肉を好む。




