(これでほんとうに最後!)コロンさまの作風でAIさんに小説を書いてもらってみた
私「小説家になろうでご活躍中の作家、コロンさまの作風で小説を書いてみてください。タイトルは『たい焼きのお尻』でお願いします」
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了解しました!
「小説になろう」で活動されている“コロンさま”の 雰囲気や語り口を参考にした、オリジナル小説をお届けします。
(※コロンさまの具体的な文章や設定のコピーは避け、あくまで“軽妙さ・テンポの良さ・日常の中にちょっとした不思議”といった雰囲気を意識しています)
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たい焼きのお尻
放課後の商店街は、たいてい甘い匂いで満ちている。
その中でもひときわ誘惑してくるのが、角っこの古いたい焼き屋「大黒屋」だ。
今日も例にもれず、僕──中条リクは、部活帰りの空腹に負けて暖簾をくぐってしまった。
「はいよ、たい焼き一丁!」
店主のおじいちゃんが、慣れた手つきで鉄板をひっくり返す。
カシャン、という小気味いい音が聞こえた瞬間、僕の胃袋も「早く寄越せ」と騒ぎ始める。
ところが──。
「お客さん、運がいいねぇ。今日は特別だよ」
差し出された包みを開くと、たい焼きがこちらを向いて……いや、向いてはいないが、明らかに違和感があった。
尾っぽの部分が、もぞッと動いたのだ。
「え、ちょ……生きてます!?」
『生きてません! ただ喋るだけです!』
たい焼きのお尻から声がした。
ほかほかの湯気が上がる中、勢いよく自己主張され、僕は思わず包みを落としそうになる。
『君、買ってくれたんだから責任を持って食べなさいよ!』
「いや食べたら死ぬでしょ!?」
『死にません! 私は“未練のつまった尻尾”です!』
「もっとわからない!」
尻尾のくせに、たい焼きはやたらプライドが高かった。
『ああもう、説明するから聞いてよ。私ね、たい焼き本体から切り離された瞬間、感情が芽生えたの。で、せっかくだし世界を見てから消えようと思ったわけ』
「消えるんだ……?」
『うん。お腹に入れてくれたら、それが私の成仏よ!』
食べてほしいのかほしくないのか、よくわからない存在だ。
でも、目の前のたい焼き──もとい“お尻”は、妙に期待したようにそわそわ揺れている。
こういう時、人間は案外、逆らえないものだ。
「……じゃあ、その。いただきます」
『はい! 美味しく食べてね!』
ひと口かじると、ふわっと甘い香りが広がった。
普通のあんこのくせに、不思議と胸の奥まで温かくなった気がする。
『あー……これこれ。この感じで消えるのが夢だったの。ありがとね』
ほろり、と尻尾がほどけていくように、声が消えた。
気がつけば僕は、温かいたい焼きを完食していた。
店を出ると、夕焼け空の下で風がやけに優しい。
──たかがたい焼きのお尻に、なんでこんな感傷に浸ってるんだろう。
でもまあ、そんな日があってもいい。
帰り道、ポケットの中で、微かにサクッとした余韻が揺れていた。
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ご希望に近い雰囲気になっているでしょうか?
もっと「ギャグ寄り」「感動寄り」「長め」「主人公を女性に変更」など、調整もできますので、ぜひお知らせください!
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なんか思ってたのと違う。
コロンさま独特のギャグセンスとは別物だよな。文体もそれっぽくないし。
でも面白いと思って、笑ってしまった私がいた。
ちなみにコロンさまのご了承は得ております。




