嫌いなものを書くのは楽しいけど、苦手なものを書くのは難しい
私は嫌いなものほど喜んで書くところがあります。
たとえば夢に溢れる若者──
嫌いです。
明日ばっかり見てて、足元を見てないから。
でも喜んでそういう若者を書きます。
夢なんか見てたらこうなるよ! みたいなバッドエンドにすることもありますが──
大抵はハッピーエンドにしてるように思います。
嫌いなものの気持ちになってみたいからです。
自分の『嫌い』を否定して、なんでも肯定してみたいのです。
嫌いだからこそ、よく知っているからこそ、進んで書ける!
現在、企画用に異世界恋愛を書いております。
あっちこっちで宣言している通り──
私はこのジャンルが苦手です。
読んでも面白いと感じない。
ですが、けっして『嫌い』ではありません。
そこまでの感情がもてるほどに興味をもてないというところでしょうか。
どうにも書き進めないので──
遂にAIさんにお願いすることをしました。
二千文字ほど書いたところで『続きを書いて!』と──
さすがAIさんです。
私の書くゴチャゴチャした文章を簡潔に添削もしてくれながら──
いかにもなろう読者が好きそうな展開にもっていってくれました。
でも私が書きたいのはコレジャナイ……。
苦手だけど、書き上げるのに苦労するくせに──
私には私の書きたい異世界恋愛物語がありました。
苦労するけど、自分で書き上げることにします。
あっ。ゴチャゴチャしてたところを添削してもらったのは『これはいい!』と思ったので、採用します。
たぶん5%ぐらいはAIさんが書いたものになりそうです。←どこかで聞いたような話……
嫌いなものはスラスラ書けるくせに──
苦手なものを書くのはなかなか進まない。
こういう時のためのAIさんだけど──
やっぱり自分の書きたいものはあるんだな……
そう思ったというだけのお話でした。




