ポイントの獲り方
ポイントはいかにすればたくさん獲得できるか? また、そんなことをする意味はあるのか?
自分の書いた某小説がいつの間にか500ptを突破していました。
私の書くものは大抵が50〜100pt台止まりで、500ptを超えることはあまりありません。
エッセイだとなぜかぽんと200ptを超えて行きますが、エッセイでポイントを獲得してもじつは嬉しくないんですよね。
私は小説が書きたいので、小説で500pt超えはどう考えても嬉しいはずです。
ところが今回、まったく嬉しくありません。
なぜか?
件の作品、自分では失敗作だと思っているからです。
正直途中で投げ出した作品でした。
自分が書きたかったものを書き切れなかった。
これ以上書くとエグくなると思ったので、適当なところで終わらせてしまった。
『失敗作品集』に収録しようと思いましたが、なんとなく単体で短編小説として投稿しました。
そうしたら意外なぐらい伸びた。
なんで? と思いました。
伸びた理由を色々推察してみました。
『なろう』でポイントを伸ばすには、あらすじとキーワードに拘るのが基本テクニックだと言われているようです。
でもこれ、キーワードには何も入れていませんし、あらすじも一文だけ。
他に『読んでほしい作品が書き上がったから、あらすじにもキーワードにも気をつけた』という作品が私にはあります。
でもそっちは50〜100pt台。
あらすじとキーワードに拘らなければ伸びないってほんとうかな? と思ってしまいます。
みんながあらすじとキーワードに拘って、マニュアル通りにそれを入れてるなら、むしろ拘らないひとのそれのほうが目立つのでは?
いや、知らんけど。
もしかしたら件の作品に丁寧なあらすじとキーワードを入れていたらもっと伸びたのかも?
じゃあ、伸びた理由って、一体何?
それはたぶん、共感です。
私は他人に共感されにくい宇宙人だと自分のことを思っています。
たぶん、件の作品を最後まで書き切っていたら、なんだコイツ意味わからんと思われていたと思います。
最後まで書き切らなかったため、作中の主人公は『よくいるダメな子』で終わりました。
あー、いるいる。こういうダメな子。
まるで自分みたい。
こんな子のお兄ちゃんになってあげたいな。
もしかしたらですけど、そんな共感みたいなものを読者さんから引き出したのかも?
その上で『ざまぁ』要素でも入れてたら、もっと伸びたのかも?
まぁ、それはやってみないとわかりませんが……
つまり、やっぱり『なろう』で多くのポイントを獲得しようと思ったら、自分を殺し、あるあるなものを書くのが一番なのでは? と、今回思いました。
私は一人っ子ですが、兄弟がいます。
それはうちの家族同然に育った従兄弟のお兄ちゃんではありません。
あのひとはふつうの地球人です。
この広い地球にいる宇宙人は私だけではありません。
同じようにといっては語弊があるかもしれませんが、私のように地球に馴染めず、異星のものの考え方をしていて、それゆえに生きにくく、苦しんでいる宇宙人たちがたくさんいるはずです。
割合でいえばかなりの少数派だろうけど、それでも確実に存在する。
リアルでは彼らは地球人に擬態しているので判別できないけど、ネットではその正体を明かしている。
もちろん我々は別々の星から来た宇宙人なので、わかり合うなんてことは出来ないけれど……
私はその兄弟たちに向かって作品を書きたい。
でも、それは一般的なあるあるなものではなくなって、特殊な人にとってだけのあるあるになってしまう。
そして私は、昔は憎みすらしていた地球人のみんなとも、今は仲良くしたいのです。
そろそろ何を書いてるのかわからなくなって来たけど、はっきり言ってポイントは欲しい。
そう、ポイントが欲しい!
でも、自分で納得できないものは書きたくない。
以上です。




